夫や彼氏が食べ尽くし系で困っていることはありませんか?
「レストランで大好物を注文したとき、横取りされてしまった…」
「自分の分まで食べられてしまい、ムッとして喧嘩になった」
身近な人が食べ尽くし系だったときに、どう対応すればいいのか悩んでしまいますよね。
今回はそんな方のために、食べ尽くし系の特徴と具体的なエピソードをふまえて、原因とトラブルへの対策を5つご紹介します。
大切な家族や友人が食べ尽くし系だったときに、気持ちのよい関係づくりのためには何をしたらよいのか、記事を参考にしてみてくださいね。
1.そもそも食べ尽くし系って?
食べ尽くし系の人と一緒に食事をしていると「なんで私の物を勝手に食べてしまうの…!?」と驚いて喧嘩したりしてしまったことはありませんか。
食べ尽くし系の思いもよらない行動や考えはなかなか理解できないものです。
実は彼らは「食べたい気持ち」を他の何よりも優先させてしまいます。
身近な食べ尽くし系を理解するために、3つの特徴に沿って確認してみましょう。
特徴1.ご飯に行くと人の分を勝手に食べる
一つ目の特徴は、人の食事を勝手に食べてしまうことです。
「食べたい」という気持ちに忠実なため、人の食事が美味しそうだとつい箸を伸ばしてしまいます。
こちらは勝手に自分の食事まで食べられてしまうので、とても腹が立ちますよね。
普通なら人の食事が美味しそうに見えても、きちんと遠慮をするものです。
食べ尽くし系の場合は「食べたい」という純粋な気持ちにとても正直で、食欲を抑えられず人の分まで手を出してしまいます。
特徴2.冷蔵庫にある他人の食べ物を勝手に食べる
二つ目の特徴は、冷蔵庫にあれば他人の食べ物も食べてしまうこと。
自分の食べ物ではなくても、食欲が湧くと見境がなくなってしまいます。
ふつう冷蔵庫はみんなで共有し、それぞれの食べ物が誰のものか決めている家庭も多くありますね。
しかし食べ尽くし系が子供の頃、兄弟姉妹のプリンやデザートを勝手に食べてしまい喧嘩をしたということもあるはず。
どんなに他人のものだとわかっていても、食べたいと思うと衝動的な行動に出てしまうのです。
特徴3.配分を考えずに人の分まで食べる
三つ目の特徴は、出された料理の配分を考えずに人の分まで食べてしまうこと。
食べ尽くし系の人はとにかく食べることが大好きです。
お腹いっぱいになるまで食べたいという衝動を抑えられません。
自分の分で満足できなければ、人の分まで食べます。
満足できなければ、追加で注文までしてしまうほど。
周囲からどう見られているのかは気にせず、人の分を横取りしても食べることに命をかけているのです。
2.食べ尽くし系のエピソードまとめ
では食べ尽くし系のエピソードを見ていきましょう。
食べ尽くし系と一緒にいると「なぜそこまでして、人の分を食べようとするの!?」と驚いてしまうことも多いですね。
食べ尽くし系への理解を深めるために、わかりやすいエピソードをご紹介します。
身近にいる食べ尽くし系の、気持ちを考えてみるキッカケにしてくださいね。
エピソード1.目の前の料理はどれも味見してみたくなる
餃子一個頂戴とかはいいかな?
何個かあるうちの1個ならいいけど、ラーメン1口とかチャーハン1口は嫌。食いたかったら自分で注文しろって言うか、注文する時点でちょっと分けてって言われてたらいいかな?
食べてるの見て一口頂戴って言いだすのはただ卑しんぼだろ。育ちが悪い。#モーニングショー— ズッツトン( ๑❛ 8 ❛๑ ) (@zutton_) June 28, 2019
テレビで彼氏が何でも一口ちょうだいと言われるのが嫌で別れたと言ってるけど、私も男女問わずこれが苦手。姉がこのタイプ。母と姉とパスタとか食べに行くと、姉の指示で、料理がくるとまず全員のを一口ずつ食べるという儀式が行われる。
— ゆみろん (@yumi_ron) June 28, 2019
食べ尽くし系は、自分が注文した料理だけをおとなしく食べることが殆どありません。
食事している人を見ると、どうしても食欲が我慢できなくなります。
エピソード2.食べ尽くし系という自覚が無い
うちの旦那は無自覚食べ尽くし系。
私が買ってきたセ◯イレの家系ラーメン勝手に食べてる
そして言うのは美味しくない
こんなの食べられない— さとうササキ (@suminasakisa) February 23, 2019
食べ尽くし系に多いのが無自覚だということ。
家族や周囲の人が気づいていても、本人は無自覚というのが怖ろしいですね。
食べ尽くし系は人に注意されても理解できないことが多く、責められたと感じることもあります。
エピソード3.あればあるだけ全部食べてしまう
食い尽くし系なので明日食べよう~がほぼ出来ない(´ノω;`)
残ってるときは大体存在忘れてる時なので見つけたときは賞味期限切れてることもザラ…
ぬいに持たせても…多分奪って食べちゃう。・゚・(ノ∀`)・゚・。— たけ@常に禁酒は心掛けています。 (@take1044) September 16, 2019
気に入ったおかずは食べるスピードでバレバレですが、基本的に食い尽くし系なので2日分の肉じゃが爆食いするのまじでやめて欲しいです。#今日の夫氏
— さくら (@sakura_0620_) May 3, 2019
最近「食い尽くし系」という言葉を目にした。目の前にある食べ物を人の分を考えず食い尽くしてしまうこと。今は雪見だいふくを好きな人になら半分あげられるけど、昔から食い意地張ってて家族とよく喧嘩になった。基本的に彼氏とご飯食べるときも食べ過ぎないように自制しないと食べてしまいそうになる
— 自由 (@tunamu) March 25, 2019
私、食い尽くし系の癖があるので食べ物のストックを家に置かないんですよ。
ストック置いてもストックではなくなるというか、なぜか2、3日ぶんとか、普段からしたら1週間はもつだろうという間食を1日とかで食べちゃうんですよね、あるとだめなんですよね。
— 菅崎ペンギン村の筋肉痛 (@sayakasugasaki) March 23, 2018
食べ尽くし系の多くは、食べ物があるとつい手を伸ばしてしまう傾向があります。
お腹が空いていなくてもある分だけ食べてしまうので、最低限しかストックしない方も多いようです。
3.食べ尽くし系の人になってしまう原因とは?
食べ尽くし系の人にはどのような原因があるのでしょうか?
身近な人がなぜ食べ尽くし系なのか、心理を探ってみたいと思っている方も少なくないでしょう。
食べ尽くし系の原因をいくつかご紹介していきます。
原因1.人からものを奪うことに罪悪感がない
食わず嫌い、偏食なのも困るけれど、食い尽くし系も困る。
両親(特に父親)が正に食い尽くし系で、冷蔵庫、冷凍庫に私が自分用に買ってきて、名前を描いておこうが勝手に食べられる。
お菓子類だけでなく、翌朝ように食パン(6枚切り)を買っておくと、その日の夜勝手に6枚食べられる。— ふうこ (@1490151) June 2, 2019
食べ尽くし系は人の食事を奪うことに対し、罪悪感を感じないという特徴があります。
躊躇なく人の食べ物に手を伸ばし、悪いことだとはちっとも考えないのです。
一緒に外食をしたとき他の人の料理を一口貰おうとしたり、買っておいたスイーツを全部食べてしまったりするのもうなずけるでしょう。
普通は自分と他人の食事をきっちり分けて考えますが、食べ尽くし系はその意識があまり無く、人のものまで食べてしまうのです。
▼【対処法】▼
原因2.食べ物に愛情を求めている
食べ尽くし系の人は食べることによって、不足している愛情を補っている場合もあります。
食べ物をまるで愛する人のように求めてしまい、人の料理につい手が出てしまうのです。
普通の人にとっては栄養を摂取することがメインですが、価値観が大きく異なっていることがわかります。
▼【対処法】▼
原因3.相手のことを食が細いと思い込んでいる
食い尽くし系との遭遇談を少し読んで思ったのは、実際に病気(なんらかの発達障害)なのではないかと考えられるケースもあるけど、なかには「残さず全部食べなさい」の呪いがもともと大食いできる体質の人に対して変なふうにかかったケースもあるのではないか、ということでした。
— yuripop(ゆりぽ) (@yuripop) December 19, 2018
誰かと食事をしているときに「相手は食が細く、全部食べ切ることができないんじゃないか…」と思い込んでいる可能性もあります。
食べ物を残すのはもったいないため、代わりに食べてあげようと考えているのです。
本人にとっては親切心からの行動なので、罪悪感が生じるスキもありません。
食べ尽くし系の人にとって「相手が食べきれなさそうだから、食べてあげよう」と思うのは、とても都合のいい考え方と言えるでしょう。
▼【対処法】▼
原因4.よくないとわかっていても食欲が抑えられない
食べ尽くし系まとめ見ながら
「我が子はそんな奴にならんように気を付けよう。ウンウン」なんて思いながら見てたら妹が帰宅。
手にはクロワッサン3袋、チョコラスク入りのカップ。
お腹すいたぁーーーーーーっ!
ちくしょーーっ
「この時間にわざとなの?wごめんごめんw直しとくわーw」 #食い尽くし— 美香(長男ASD、IBS/次男PDD) (@mika_Ryu_Ryu) January 7, 2018
実は食べ尽くし系の人の中には、自分の行為に罪悪感を抱いている人もいるんですよ。
いざ目の前に食べ物があると我慢ができませんが、よくないと心ではわかっているのです。
それでも食欲を抑えることができず、人の分を食べるたびに「悪いことをした」と反省しています。
自分の食欲と常に葛藤しながら、苦しんでいるタイプの人もいるんですね。
▼【対処法】▼
原因5.発達障害の可能性も
食い尽くし系の、アスペルガー
うちの夫もこれなんだよな。 https://t.co/cWpSgYooUi— 椿 (@888tsubaki888) August 26, 2019
ひょっとしたら身近な食べ尽くし系の人は、発達障害かもしれません。
他人の気持ちを考えることができず、しかも自分の気持ちをコントロールすることも難しいのです。
本人が自覚することは困難で、最近になってようやく発達障害が注目されるようになりました。
隠れ発達障害は子供だけでなく大人にもたくさんいるので、食べ尽くし系のような行動はそのせいかもしれません。
▼【対処法】▼
原因6.本人に全く自覚がない
残念ながら本人に自覚がなく、無意識で行動している場合もあります。
自分は食べ尽くし系だとか、周りからどう見られているかを強く意識したことがないのでしょう。
少し食べすぎても本人に全く自覚がなければ、直そうという気はおきません。
自分でも気づかないうちに食べ尽くし系になってしまっているのですね。
▼【対処法】▼
4.食べ尽くし系の人に遭遇した時の対策
食べ尽くし系が身近にいたときのために、対策方法をご紹介します。
家族や友達、恋人が食べ尽くし系だったというケースは決して珍しくありません。
「離れることは絶対できないけれど、食べ尽くし系はなんとかしてほしい…!」
「悪い人じゃないから、私が困っているのをわかってもらえたら…」
こう考えている方はたくさんいらっしゃるでしょう。
気持ちの良い関係づくりのために、いくつか対策をご紹介しますので参考にしてくださいね。
本人に直接伝える
食べ尽くし系の人には思い切って伝えてしまうのも効果的です。
食べ尽くし系の人は他人の分まで食べていたり、食べすぎたりしていることに無自覚であることも多いでしょう。
指摘すると「君の分だったの?気づかなかったよ」「明日の分だなんて知らなかった!」と驚かれることもよくありますね。
本人に直接伝えて迷惑していることを理解してもらえば、今度からは気をつけてくれるかもしれませんよ。
自分の行為を自覚することで、多少なりとも食べ尽くし系の人が改善してくれる可能性があります。
あらかじめ取り分けておく
食べ尽くし系の人が他人の分まで食べないように、あらかじめ料理を人数分取り分けておくのもおすすめです。
食べ尽くし系は、自分と他人の食事の境目があまりわかっていないかもしれません。
人の食事を食べないように気を付けていても「あっ間違えて食べてしまっていた…!」というハプニングも起こります。
前もってお皿をきっちり分けておけば、手を出していい料理が明らかになるでしょう。
食事に関するルールを作る
食べ尽くし系の人には食事に関するルールを作ってあげましょう。
自分の食事スタイルが正しいと思い込んでいる食べ尽くし系には、一般的なマナーを意識させることが必要です。
たとえば人の食事に箸を伸ばさないとか、食事の時間をしっかり守る、勝手に冷蔵庫を開けてはいけないとか…。
ルールを破ったときに、重くならない範囲でペナルティを与えるのもいいでしょう。
お互いの間でしっかりとルールを守る習慣がつけば、みんなで気持ちよく生活できるようになります。
食べ物は目の届かないところに置く
食べ尽くし系の人の視界に食べ物が入らないように、工夫してみるのもアリですよ。
食べ物を見れば食欲を抑えられなくなる食べ尽くし系のために、できるだけ冷蔵庫や戸棚のなかに食べ物を入れておきます。
トラブルが起こらない範囲内で鍵をかけておけば、決して取り出すことができないので完璧です。
お菓子をテーブルに放置しておくと、食べ尽くし系の人ならすぐ手を伸ばしてしまいます。
食欲を抑えるのが苦手な食べ尽くし系の人のために、食べ物はしっかりと隠しておきましょうね。
病院でのカウンセリングを勧める
食べ尽くし系のクセを治すために、病院でのカウンセリングを利用してみてはいかがですか。
自分の努力だけで行動を改めるのは非常に難しいでしょう。
そもそも発達障害が原因だと、素人の考えだけで対処すれば問題が大きくなりかねません。
病院へ行けば医師から有効なアドバイスが貰えたり、正確な診断名をもらえたりすることができます。
食べ尽くし系で悩んでいる人には、一度、病院でのカウンセリングを勧めてみるのもよいでしょう。
まとめ
食べ尽くし系には以下のような特徴があります。
食べ尽くし系の人から迷惑を受けないためには、いくつか対策方法がありますので試してみましょう。
大切な家族や友達に食べ尽くし系がいる場合は、お互いに気持ちのよい関係を維持していきたいと思いますよね。
いろいろな原因はあるものの、我慢しているといつか爆発してしまうかもしれません。
トラブルの元となる小さな芽は早めに摘んでおきたいもの。
食べ尽くし系の人をよく理解して、上手に付き合っていきましょう。