考えすぎる人もそのままで大丈夫!楽になる対処法あります!

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「どうしようかな。こうしようかな。やっぱりああしようかな。」

「あぁ。また考えすぎてしまってる・・。」

時に考えすぎる自分のことを嫌になってしまったりするのではないでしょうか?

「考えないようにするために何をすればいいのかをまた考えすぎてしまう。」

こうなってしまっては本末転倒ですよね。

考えすぎてしまうことがストレスになり、健康を害してしまうかもしれません。

でもちょっとした普段からの工夫で必ず変わります。

考えすぎて困っている自分から脱却することができますよ。

今回は考えすぎる人が考えてしまう背景と、考えすぎないための対処法を紹介していきます。

読み終わる頃には自分の頭と心がスッキリしているのをきっと感じられるでしょう。

1.考えすぎている時に知っておきたい考え方とは

考えすぎている時に「あーー!また考えすぎてる!」と落ち込まなくても大丈夫です。

考えすぎている時に知っておきたい考え方を3つ紹介します。

考え方1.考えすぎる性格を認めてみる

まずは自分が考えすぎる性格だと認めてあげましょう。

考えすぎることを悪いことのように考えること自体が、考えすぎることをやめられない理由の1つになっています。

「私、考えすぎる人なんだよねぇ」

「俺、考えすぎる性格でさ」

軽く笑顔で口に出してみるだけでも、気持ちが軽くなりませんか?

まずは自分の個性を認めることから始めましょう。

考え方2.考えることは素敵だと思ってみる

考えることはとても素敵です。

考えることが悪いことだなんて、誰が言いましたか?

考えなしに飛び出していくばかりは事故のもとになってしまいます。

いろんなことを考えて、自分の考えを深めていくと人間性にも深みが出ます。

自分の「考える」個性は素敵だと思ってください。

考えることって、とても素敵です。

考えすぎる人は社会に必要な人材だと気づく

よーく考える人は社会にはとても必要な人材です。

研究者や学者、作家などもそうです。

自分が納得するまで、深く考え続ける職業です。

こだわりがないと成り立たない仕事が他にもたくさんあります。

「納得するまで考えたい。」

考えにこだわりのある人はきっと新しい考えを生みます。

考えすぎる人は「自分の個性は有益な生産性のある個性である」と認めてあげましょう。

2.考えすぎる原因や心理状況6選

「また考えすぎてる」と思っても、なぜ考えすぎるのか考えたことがありますか?

考えすぎることには、何かしらの原因があります。
いつも同じパターンの心理状況もあるのです。

考えすぎることの原因や心理状況を6つ紹介します。原因や心理状況を知ると自分のことも冷静に見ることができますよ。

原因

原因1.責められながら育てられた

小さい頃から

「きちんと座って」「こぼさないで」「この順番に食べて」

のように親に責められながら指示や禁止を多く受けて育てられた覚えはないですか?

責められながら育てられると、子供は自分自身で考えることをやめてしまいます

なぜなら自分で考えたことは、親に上書きされ変更されてしまうからです。

自分では考えないで、言うことを聞いていれば怒られない。

考えることをやめてしまった子供も、大きくなるにつれて親元を離れます。

大きくなってから初めて考えることを始めた人は、考えることに慣れていないのです。

考えることに不慣れだと、自分で答えたどり着いたり妥協したりができません。

なかなか答えが出ず、結果考えすぎることになります。

原因2.自己肯定感が低く、自分に対して自信がない

「自分は自分のままでオッケー」と思えることを自己肯定感といいます。

自己肯定感が低いと、自分に自信がありません。

「自分に自信が持てない。」

「自分の考えが合っていると思えない。」

自分の考えが合っていると思えないと、違う考え方を探すことになります。

そうやってたどり着いた考えも、結局は自分が出した答えです。

「やはり自信が持てない。」

同じことをぐるぐる繰り返してしまうことになります。

原因3.完璧主義でプライドが高い

「失敗したくない!」

「完璧にこなしたい!」

プライドが高い人は自分の今の考えを否定してより完璧を求めます。

人は完璧ではありません。

また、完璧にはなれないのです。

確かに完璧を目指す向上心は必要だと思います。

けれど、完璧を目指すあまり考えがまとまらなくなっては意味がありません。

そして同じようなことを何回も考え直すことにはめなってしまうのです。

心理状況

心理状況1.もっといい考えがあるはずと思っている

一旦出した自分の考え。

「いや、もっといい考えがあるはず。」

そう思ってしまってませんか?

人間の頭はそうそういいアイデアが出るようにはできていません。

アイデアを出すには、行動していろんな角度から見ることが大切です。

頭の中だけで考えていても、より良い考えが出てくることは少ないです。

もっといい考えをと求める余り、考えすぎることになってしまいます。

心理状況2.考えなくても答えの出ないことを考えてしまう

今考えていることは、考えて答えがでることですか?

答えの出ないことを考えてしまうというのは、ゴールのない迷路に迷い込んでしまうのと同じです。

ゴールできないのに「あっちでもない。こっちでもない」と進んでも意味はありませんよね。

スタートに戻るしかありません。

答えのでないことを考えるのをやめることがスタートに戻ることです。

必要のないことにあなたの大切な時間をつぎ込んでいることに気づいて下さい。

心理状況3.必要以上に周りの人間へ気を遣いすぎてしまう

「自分がしたことが、あの人の気分を害してしまうかもしれない」

「自分の考えなんて、みんなの役にはたたないかもしれない」

周りを気遣うことはとても大切です。

でも時に、気遣いすぎることは自分の首を締めることになってしまいます。

周りのことを気にするあまり、自分が苦しくなってしまうことは周りも望んでないのですよ。

Win-Winの関係が作れるようにしましょう。

自分も周りも同じように大切に思ってみてください。

どちらが上でどちらが下ということはありません。

3.考えすぎる時の対処法5選

考えすぎている時に「どうしよう?!」と途方に暮れてしまってませんか?
 
大丈夫です、考えすぎることから抜け出す対処法があります。
 
ここでは6つ紹介します。
 

身体を動かしてみる

対処法1.ジムに通う

仕事帰りにジムに寄って汗を流してみるのはどうでしょうか?

通い放題のプランもありますし、そこまでは通えない人は週に一度でもいいと思います。

体を動かすと精神的なストレスを発散できます。

しかもその間は考えてしまうこともなく、目の前の運動に夢中です。

そして、しっかり汗をかくことは自律神経を整えます。

自律神経が整うと、頭もゆっくり休むことができるんですよ。

体をたくさん動かして疲れて家に帰ると、考える暇もなく熟睡できますね。

対処法2.レジャーにでかける

休みの日は友達とでも一人でもレジャーに出かけることは、考えすぎる人にぜひやってもらいたいです。

晴れていれば軽い登山やバーベキュー、夏は海やプールもいいですね。

雨の日でも水族館や美術館、プラネタリウムにでかけても良いでしょう。

人は同じ日常を繰り返していると、同じ考えを繰り返してしまいます。

休みの日に家でじっとするのではなく、体を使ってみましょう。激しい運動ではなくて歩くだけでもいいのです。

レジャーにでかけて非日常を味わうことで、いつもと違う考えがポッと出てくるかもしれません。

ぐるぐると同じことを考えてしまう人にレジャーはとてもオススメです。

考える時間をつくらない

対処法3.習い事

考えすぎる人は忙しく過ごしてみることをおすすめします。

習い事を始めるといいですよ。

自分の興味があるジャンルを体験してみてください。

英会話のようにビジネスに役立つものでもいいですし、陶芸や絵画など没頭できるものもいいですね。

英会話なら「この表現、今度使ってみよう」

陶芸なら「次回はあれを作ろうかな。」

と、考えすぎる時間を習い事について考える時間に入れ替えしてみましょう。

習い事について考える時間はとても前向きです。

きっといつもぐるぐると考えることより優先されます。

習い事をすることで、考えすぎる時間を減らすことができますね。

対処法4.考える期限を決める

「夜10時まで考えてよし!」

「今週末まで考えてよし!」

と、考える時間に期限をつけてしまいます。

「それ以降は考えない!」

と、強く決めてしまいます。

何となく、期限もなくだらだらと同じことを考えすぎてしまう人。

期限内なら考えすぎても大丈夫、と思えれば気持ちの切り替えもしやすくなります。

また期限を決めると「考えすぎることが悪いこと」という罪悪感も薄れるでしょう。

誰かに聞いてもらう

対処法5.信用できる人に話す

いつでも自分の味方になってくれる人は周りにいますか?

本当に信頼できる人には話を聞いてもらいましょう。

話を聞いてもらうとスッキリしますよね。

また、自分の考えを口に出して話すと意外に「あ、自分はこんなこと考えていたんだー」と、新たな発見もできたりします。

長い間たくさん考えていたはずのことが、話すとわずか数分で終わってしまうことにびっくりするかもしれません。

対処法6.カウンセリング

「え?病気でもないのにカウンセリング?」と思うかもしれません。

今は本当に話を聞いてもらうだけのカウンセリングが多数あります。

しかも、カウンセラーは話を聞くプロです。

あなたの考えを的確にまとめて「あなたはこんな風に考えているんですね」と理解してくれるでしょう。

一人で考え続けるより、どんどん話してしまいましょう。

そうすることで「考えすぎる」癖が抜けていくはずです。

 

4.考えすぎる人にやってほしい考え方と行動習慣5選

考えすぎてしまう人にやってほしい考え方や行動習慣があります。
 
「こんな考え方もあるんだ」と思うだけでも大丈夫です。
 
行動習慣も簡単なものばかりなのでしっかり覚えておいてくださいね。
 
ここでは考え方を2つ、行動習慣を3つ紹介します。
 

考え方

考え方1.マインドフルネス

マインドフルネスとは今この瞬間に意識を向ける、今を大切にする生き方です。

考えすぎることって、実は過去の後悔や未来への不安がほとんどなんですよね。

今この瞬間を大切にすると、自然と考えすぎる事柄が削ぎ落とされていきます。

また、「良い・悪い」の判断もしないこの考え方は、いろんな価値観にとらわれがちな現代だからこそ世界中で受け入れられています。

マインドフルネス瞑想というものがあります。

このアプリを入れるとかんたんにマインドフルネス瞑想が体験できますよ。

Meditopia:瞑想、マインドフルネス、睡眠

マインドフルネスを自分の中に少し取り入れるだけでも、あなたをきっと楽にしてくれることでしょう。

考え方2.自分の出した答えに自信を持つ

あなたが何年も生きてきた中、たくさんの成功体験をしたと思います。

失敗体験も経験のうちです。

数え切れないほどの経験をしてきた自分の出した答えに自信を持ってください。

1つ、自信が持てる成功体験を思い出してください。

どんな小さな出来事でもいいです。

どうですか?たくさんあったでしょう?

考えすぎるあなたが出した答えはきっととても良い答えなのです。

一から考え直す必要はなく、今出ている答えで十分です。

自信を持ってくださいね。

行動習慣

行動習慣1.考えを書き出す

頭の中で考えていると、ぐるぐると同じことを考えていることに気づきにくかったりします。

手書きでもいいですし、スマホやパソコンに打ち込んでもいいです。

文字にしてみましょう。

書き出すことで、延々と考えていたことが意外にシンプルだったりすることに気づくはずです。

「あれ?自分はあんなに考えてるつもりだったのに、文字にするとこれだけ?」

拍子抜けするかもしれません。

それでいいんです。

自分の考えを外から見ることが大切なのです。

行動習慣2.ときには考えることを放棄する

「考えるの、やーーめた!」

大きな声でも小さな声でもいいので、一度声に出してみてください。

たくさん考えても答えが出ない場合は、考える事をやめても支障はありません。

「考えないといけない」とこだわっているだけかもしれません。

考える事も素敵ですけど、考えない事もまた素敵なのです。

行動習慣3.やたらと人に相談をしない

「自分の考えが合っているのかどうか、より良い考えがあるのではないか」
と、いろんな人に相談する人もいると思います。

たくさんの人に相談すると、たくさんの意見が得られて、答えが見つかるのでは?

そう思いますよね。

でも実は、求める答えは自分の中にあることが多いのです。

いろんな人に相談する度に惑わされて、自分の答えを見失うことになるでしょう。

相談する相手を間違うと、自分の考えを全否定されることになりかねません。

話をきちんと聞いてくれる人というのはなかなかいません。

みんな自分の意見を伝えてくるだけになるのです。

相談するならきちんと信頼できる人か、カウンセラーにするのがいいですね。

5.考えすぎる時に読みたい本3選

考えすぎる人に贈る3冊です。
 
要チェックですよ。
 

1.考えすぎない(本多時生)

「考えすぎない」本多時生 著
 
参考価格:660円(税込)
ポイント 考えすぎる人に送る本です。
何が正しいか間違っているかという価値観は必要はなく、
「自分の心の平穏のためにはどう考えるのがいいか」を教えてくれます。
また、「こう考えるべき」といった押し付けがましいことも言わないので読みやすいです。

2.気にしすぎ人間へ (長沼睦雄)

「気にしすぎ人間へ」 長沼睦雄 著
 
参考価格:1430円(税込)
 
ポイント 小さなことを考えすぎてしまう人に送る本です。
考えすぎてしまう理由を、気質や脳の働き、親子関係など多方面から教えてくれます。
決してあなたの心が弱いわけではないことを教えてくれます。
無理にポジティブになる必要はなく、あなたがあなたのままで、どうすればいいかのヒントがたくさんある本です。

3.つい「気にしすぎる自分」から抜け出す本(原裕輝)

「つい『気にしすぎる自分』から抜け出す本」原裕輝 著
 
参考価格:759円(税込)
ポイント 気にすることを悪いことだと思ってしまう人に送る本です。考えすぎることは心のクセで、とても優しく真面目な人に多いのです。真面目なあなたが損をしないように心穏やかに暮らせるようなヒントが詰まっています。考えすぎることに疲れてしまった人の疲れを癒やしてくれます。

6.考えすぎる時に聞きたい名言3選

考えすぎてるなぁという時に思い出してほしい名言を3つ紹介します。
 

名言1.考えすぎると、人間は臆病になる。(映画コクーン)

考えすぎると、先の不安ばかりが気になってしまいます。

気になって、動くことができなくなります。

誰でもみんな、考えすぎると臆病になります。

たまには、考える前に動いてもいいかもしれないですね。

名言2.大丈夫だ。心配するな。なんとかなる。(一休宗純)

たいていのことは、何とかなるんです。

取り返しのつかないことなんて、ほとんどないのです。

失敗を恐れず、チャレンジしてみましょう。

名言3.心は、天国を作り出すことも、地獄を作り出すこともできる。(詩人ジョン・ミルトン)

自分の今置かれている立場を、よく思うか悪く思うか、自分が決めています。

考えすぎる自分を幸せだと思うこともできるし、不幸だと思うこともできるのです。

あなたの心の持ちようです。

まとめ

考えすぎる人に向けて、原因と対処法を紹介してきました。

原因は

  1. 育ち方
  2. 自信のなさ
  3. プライドの高い性格

対処法は

  1. 体を動かす
  2. 考える時間をなくす
  3. 話を聞いてもらう  

でしたね。

また、身につけてほしい考え方や行動習慣も紹介しました。

全部ではなくてもできることから、ぜひ始めてみてはいかがでしょうか?

おすすめの本もぜひチェックしてみて下さいね。

考えすぎることは全く悪いことではないです。

でも、この記事を読んであなたがより楽に考えられるように、より楽に生きられるようになる手助けになれば幸いです。