「嫌いな人を気にして仕事や家事が手につかない…」
「思い出すだけですごく嫌な気持ちになって気分が落ち込む…」
「嫌いな人を気にしないで幸せに過ごしたい…」
職場やプライベートに限らず「嫌いな人」っていますよね。
どうも嫌いな人のことを考えて、自分の時間を削るのはすごく勿体ないです。
でもどうしたら良いか分からず、日々を過ごしていませんか。
そこで「嫌な人が気になる人」に向けて「嫌いな人を気にせず毎日をご機嫌に過ごす対処法」をご紹介します。
「毎日をご機嫌に過ごすこと」ができれば、嫌いな人を気にせず、自分のために時間を使うことができます。
目次
1.ついつい嫌いな人を気にしてしまうケース5選

嫌いな人を気にしないようにするためには、まず「自分がどんな時に嫌いな人を気にしてしまうのか」を理解するようにしましょう。
それを理解することで、自分が何を気にしているのかが明確になり、対策がしやすくなります。
ここでは、ついつい嫌いな人が気になってしまう以下の5つのケースをご紹介します。
「自分がなぜその人が嫌いなのか」を明確にするヒントになるので、参考にしてくださいね。
Case1.短気で同じミスを追求してくる
短気な性格で、癇癪を起こして、問題やミスを追求してくる方がいます。
その人の心理として「自分を守る防衛本能」が働いているからかもしれません。
具体的には職場の上司や家庭などでも、体面を守るために上下関係を示す為にしている事が多いです。
別の人から注意されても治らない場合は本末転倒。
自分のミスならともかく、相手の性格を変えることは難しいので、日々頭を悩ませますよね。
そんな問題やミスを何度も追求する方には注意が必要です。
Case2.家庭が大変な時に限って仕事を振られる
夫婦共働きだと、急な子どもの対応と仕事が重なることがあります。
ましてそんな時に限って上司から無茶振り業務が飛んで来ることも。
上司の価値観が違う場合は難しいですが、相手の状況を読み取れない心理状態にある可能性があります。
それは上司自身にも同じ状況に陥っていて、上長から同じことを言われてしまっていたり。
その結果、家庭と仕事が重なってしまう問題が起こり得るのだと考えます。
Case3.自分と同じ様な性格なのでそりが合わない
自分と同じ様な性格の人とは上手く合わない事があります。
それは自分を客観的に相手が合わせ鏡の様に見えてしまう。
結果、相手に腹が立って嫌いな人になってしまう傾向があるからです。
具体的には家族や職場でも自分と似た性格の人のイラっとするポイントが同じ可能性も。
言われて嫌なことを自分も言ってしまい、関係性が悪化させてしまう場合もあります。
Case4.相手をライバル視してしまう
同僚や同性でどうしても受け入れられない人がいると、ライバル視したり、敵対視してしまいますよね。
それは相手の態度や姿勢に対して嫌いになってしまう傾向があるからです。
具体的には、以下の出来事が考えられます。
- 普段から相手から嫌味を言われている。
- 気づけば仲間外れにされたりする。
直接話しているわけでもないのに「何故だろう」と思う部分が積み重なって起こる様です。
それが同僚や同性で受け入れられない理由なのだと思います。
Case5.内容を聞かず否定から入ってくる
最後まで話を聞かず「でも」や「それはね」など上から目線で指摘してくる人がいますよね。
ただ気になるポイントが多いのは、相手の心理として、何でもそつなくこなすあなたに対して、羨ましさを感じているのかもしれません。
人間関係も良好に話の中心にいるあなたへのあてつけである可能性も。
別の要因もあるかもしれませんが、内容を聞かず否定から入ってくる人は嫌になりますよね。
2.「嫌いな人が気になる…」そもそもの原因と心理とは?

「自分に原因があるかな?嫌いな人を気にしてしまって、日々悩んでしまう」ことはありませんか。
その原因と心理について以下4つの原因をあげて紹介したいと思います。
原因1「悪口を言ってくるので嫌いになってしまう」
嫌いな人から悪口を言ってくるので嫌いになることがあります。
悪口を言われる状況が続く中で、相手を嫌いだと思う心理が生まれるからです。
もしあなたの小さなミスを次は上手くいったとしても、前のミスをずっと引き続き言ってくる人を好きでいるでしょうか。
そうするとただの悪口を言ってくるだけでその人のことは嫌いになるでしょう。
原因2「許せない仕打ちが原因で嫌いになってしまう」
たった一度の仕打ちが許せない事で特定の人が嫌いになってしまう事があります。
ひどい仕打ちを受けて、親友であっても今は距離をとりたい心理になるからです。
特に関係性が近い人からの裏切りがあるとたちまち距離を取ってしまいたくなりますよね。
たった1回で引き起こしてしまう許せない仕打ちに注意しましょう。
原因3「自分を見ている様に感じる」
嫌いな人を見ていると自分自身を見ている様に感じる事があります。
それは自分を客観的に見ているような気持ちに陥り、苦手な人としか思えないからです。
苦手な人というのは特に、性格が正反対の人や自分自身とカッとなってしまう怒ったりするポイントが似ている事で生じる事があります。
自分自身と似ているぽいんどがどこにあるのかを注意深く観察して見ましょう。
原因4「相手と自分を比較して嫌いになってしまう」
相手と自分を比較してしまうことがあります。
それは自分の状況と比較して、羨む気持ちを忘れられず、嫌いになってしまうからです。
原因はあなた自身にも原因もあったのではないかと思いますが、自分の方が劣っている事があると相手を嫌いになってしまう事があります。
自分が原因で「嫌いな人」であることもあります。
ですがどうしても許せないことが「相手」にある場合は注意しましょう。
3.「嫌いな人」を気にしない方法や対処法

では「嫌いな人」を気にしないための対処法を紹介していきます。
「嫌いな人」を気にせず、毎日ご機嫌に過ごせる理由。
それは程よく気にしない方法を知っていて、日常から意識して取り入れられているから。
職場や家族など近しい関係にある人とは「物理的な距離」を取ることはできません。
ただ別の方法で「心理的な距離」を上手く取ることを知っていればそれは可能ですよね。
その「嫌いな人を気にしない」対処法を5つご紹介します。
対処法1.他人を変えず、自分に意識を向ける。
他人に執着しない様にするために自分に意識を向ける様にします。
相手に執着してしまうと逆に自分が深く傷ついてしまいます。
そこで意識的に行動や習慣を自分に矢印が向く様に変えていきましょう。
- 1日の始まりと終わりに自分ができた事やできなかった事を書き出す
- 朝一と帰りに職場で関係した人から言われた事を家に帰ってからまとめる
- 何かを始める前にミスを防ぐためにチェックリストを作って見返す
その結果、他人の嫌いな部分への意識が「気にならない」様になっていきます。
その他に「もう一人の自分を頭の中で用意して、自分の行動や発言を家に帰ってから振り返る」行為が特にオススメです。
対処法2.相手を別の生き物だと思って接する。
「職場で他人は別の生き物だと思って接する」ことで「嫌いな人を気にせず」ストレスなく過ごすことができます。
職場に「嫌いな人」がいても露骨に態度に表すのは、大人の対応としてよくありません。
相手のことは別の生き物で、理解不能な人なのだから仕方ないと意識する様に心がけましょう。
すると苛立つような言動を受けたとしても「なんでそんなことをするのか」という苛立ちがスッと気にならなくなります。
別の生き物なら「言葉が通じなくても仕方ないか」と諦めるのも対処法の一つです。
対処法3.なるべく話さないようにする。
適度に距離を保って離れるように努めると良いでしょう。
必要以上話さないで済むのであれば、相手と関わる機会が減ります。
その結果、あなたのストレスが軽減されるからです。
適度な距離感を掴むまでは少し時間がかかるかもしれません。
少しずつ距離を取っていくのもオススメです。
すぐ実践するのであれば、一日数回と決めて、1ヶ月様子を見ながらアクションすると良いかもしれません。
対処法4.嫌いな人の事を考える時間がもったいないと理解する。
「嫌いな人」について悩まされ続けることは時間が非常に勿体無いということを理解しましょう。
何故なら「他人のこと」で悩まされるのは「自分のため」にならないからです。
他人のために時間を費やすと自分の時間が少なくなります。
自分以外の他人の時間を優先してしまうと体を壊して病気になってしまったりすると元も子もありません。
他の有益な活動として週末に体を動かしたり、リフレッシュして、時間を有意義に使うことを心がけましょう。
対処法5.新しい人間関係を作り、悩む時間を作らない。
職場や家庭だけで新しい人間関係を構築し、悩んだり、考えたりする時間を作らない様にしましょう。
新しい人間関係を作る事で新しい出会い、視野の広がりが手に入るからです。
- 当時の人との関係性を断ち切って新しい人間関係を構築すると相談相手が増える。
- 嫌いな人との関係を利害関係の無い人に相談して視野が広がる。
- 新しい人間関係ができるとくよくよしていた事が小さく思える。
新しい友人との前向きな関係性をつくり上げていくことに時間を割くと「嫌いな人」のことが気にならなくなります。
明日からできるアクションとしては、最近関わらなくなった人と連絡をとって新しい意見を貰うのも方法かもしれません。
4.「嫌いな人」とも上手に付き合う関わり方やコツは?

「嫌いな人との関係を切る勇気がない」そんな人でも上手につき合う関わり方のコツをご紹介します。
「嫌いな人」との付き合いが上手くできないと、自分の日常にどんどん悪影響が及んでしまいます。
「関わりを断つことができたなら」と思いますが、仕事だと中々そうはいきません。
そこで「嫌いな人」ともつき合いながら、関わる方法を6つご紹介したいと思います。
関わる方法1.最低限の挨拶だけで、関わらないようにする
気持ちの良い挨拶をされて、イライラする人はいません。
何故なら、誰もが行うコミュニケーションであり、嫌いな人であってもサッと終わらせることができるからです。
最低限の挨拶さえしっかりすれば、嫌いな人との人間関係も上手くいく可能性がグンと上がります。
関わる方法2.会話の際は、聞き手に徹して自己開示は極力しない
会話をしなくてはいけない場面では、聞き手に回るのがベスト。
何故なら、話を聞いてもらって嫌な人はいないからです。
特に自分にとって嫌いな人の話を聞くだけでも、相手にとっては好印象です。
返答の方法も、「そうですね。」「すごいですね。」など、自分のことは話さないで、無難に受け答えをするのがポイントです。
会話をする際は、相手の自尊心を高め、聞き手に回ってみましょう。
関わる方法3.仕事に支障が出ないレベルの会話しか交わさない
職場では必要最低限の会話しかしない様にするのもオススメです。
「用事があるので」と笑顔で断れば、相手をイラっともさせません。
もちろん、仕事外のランチのお誘いや、飲み会は「すみません」と断ってもOK。
プライベートは関わらない姿勢を貫けば、嫌いな人を気にしなくて済みます。
関わる方法4.露骨に嫌いな態度は出さず、明るく振る舞う
いくら嫌いな人にも、明るく接するのが、大人としてのマナーです。
露骨に嫌いな態度が出ていると、更に関係性が悪化しかねないからです。
例えば、仲の良い友人と大げんかしてしまった後でも、明るく接した方が自分も相手も気持ちがいい様に。
誰に対しても、感じの良い印象を持たれるように心がけることがオススメです。
関わる方法5.必要に応じて笑顔で無難な言い分を並べて乗り切るようにする
必要最低限の会話だけでなく、どうしても会話が必要な場合は、笑顔でさらりとかわす言い分を用意しておくのも大事です。
相手の話が終わらない、どうしても業務上コミュニケーションが必要な場合があったりするからです。
そんな時に用意しておく言い分を持っておきましょう。
- そろそろ会議なので、失礼しますね。
- 子どもにミルクをあげてきますね。
など無難な理由を述べて切り上げましょう。
そうすることその場で一旦、話を切り上げることができるのでオススメです。
関わる方法6.会う頻度が多い相手の場合、良いところを探す努力をしてみる
できるだけ相手の良いところを探して好きになる努力をしてみましょう。
どうしても、嫌いな人の場合や会う頻度が多い人は悪いところに目が行きがちだからです。
職場なら以下の言葉をかけてみるのはいかがでしょうか。
- いつも、職場の草木の手入れをありがとうございます。
- 定時で帰るのは、家族を大切にしているからなのかな。
など想像力を働かせて前向きに考えてみてはいかがでしょうか。
少しの心がけで相手への印象が少し変わる場合があります。
補足.ワンポイントアドバイス!
最後に「今日から使えるワンポイントアドバイス」をご紹介します。
いつも「結局、試しても上手くいかない!性格的に無理!」って声も多いからです。
具体的には「嫌いな人は生理的に相手を受け付けられないから、話しかける事も嫌だ」って状況の人も多いのではないでしょうか。
まずは相手の性格、心理状況などを「観察」する事から始めるのはいかがでしょうか。
今日、明日から使える心理学「観察法」です。
「観察法」は「相手を観察」することで、感情の変化や本音を話しているかを見抜くことができます。
「観察法」は、対“人”の心理学では重要なテクニックになります。
「目は口ほどに物を言う」など、ことわざとしても“目”は感情を表すことが言われています。
“目”以外にも感情は身体の部分に表れると言われていますが、観察するポイントは下記の6つと言われていますので一度相手をじっくり「観察」してみては如何でしょうか。
- 顔の表情の変化
- 目の視線方向
- 声の抑揚、トーン、リズム、テンポなど
- 姿勢、体の動き、しぐさ、癖
- 呼吸の変化
- よく使う言葉の言い回や感情を表現する時の言葉
1つ、嫌いな人に対して効果的なテクニック「一般論法」を紹介します。
一般論法(または、投影法、代弁)とも言われます。
一般論法は語る人が自分ではなく、「一般的には…」「通常は…」など、意見を一般化させて語る方法を言います。
語っている人は一般論を語っているのですが、その中に語り手自身を登場させている事もよくあります。
そのため、語り手の意見や本音を引き出すために用いると効果的です。
ぜひ嫌いな人の隠された本音を引き出すために「一般論法」を使って距離を取ってみてはいかがでしょうか。
5.嫌いな人との上手な関わり方を知りたい方へおすすめの良本

「嫌いな人との付き合い方がどうしても分からない」という場合、人間関係に関する本を読むのも効果的です。
それは「嫌いな人」との関わり方が「どうも上手くいかない」「ギクシャクしてしまう」そんな風に感じてしまうから。
そこで「嫌いな人」との関係を少しずつ見直していくヒントをオススメの良本から探してみましょう。
具体的には以下3冊です。

苦手な人…だけのような題名ですが、それだけでなく、自身の日々の生活、仕事の中でのものの捉え方に気づけたり、人との付き合い方に使えます。順調に人づきあい出来る人でも為になる内容ではないかと思います。

なぜか「苦手なあの人」がどこにいっても存在します。そんな苦手な人と関わることなく過ごしていければ、どれだけ楽か…。しかし現実はそう甘くもありません。そんな悩めるあなたに、良好な人付き合いのコツを紹介。相手からの攻撃のかわし方、都合のいい人からの脱却、相手に安心感を覚えさせるなど。すぐに使える効果的な方法を紹介するオススメの一冊です。

職場の苦手な人とストレスなく付き合うための「危険人物取扱説明書」。本書ではコーチングのスペシャリストが伝授する、組織内活動のテクニックを紹介します。あなたを困らせる相手とあなた自身の「個性診断」で、実際に身近に潜む危険人物に対する、あなたが取るべき対処法もわかるオススメの一冊です。
まとめ. あなた自身が適度な距離感と心のゆとりを持つことを大事に
「付き合い方を変えたのに、なぜ上手くいかないんだ!」と思わないで。
まずじっくり時間をかけて、あなた自身が適度な距離感と心のゆとりを持つことを大事にしてください。
そうすることであなた自身も嫌いな人とも「より良い関係性が築ける」のではないでしょうか。
その前に忘れてはいけないのは「人は変えられない」ということを心得ておくことも大事なポイントです。