気づきにくいマタニティハイ|振り返りたい妊婦のうっかり行動と対策

マタニティハイ 育児

赤ちゃんができて嬉しい気持ちは誰しもありますよね。

しかし、嬉しいあまり妊娠の話ばかりしてしまい、これ以上は付き合えないかも?と思わせてしまうが「マタニティハイ」という現象です。

そして、マタニティハイになると周りが見えなくなってしまい、迷惑をかけてしまうことも・・・。

ここでは、マタニティハイ妊婦がとってしまったうっかり行動ややらかしエピソードを紹介していきます。

あなたもマタニティハイになっていないか、周りが見えているか一度振り返ってみてくださいね。

また、友人がマタニティハイで困ったときの上手な対応も紹介していくので、マタニティハイでお困りの方は参考にしてください。

マタニティハイの意味とは?どんな状態?

マタニティハイとは

「マタニティハイって一体何?どういう意味なの?」

あまり聞きなれない「マタニティハイ」という言葉は、医学的用語ではありません。

妊娠してからハイテンションになったり、頭の中が赤ちゃんのことでいっぱいになってしまう状態のことを指しています。

マタニティハイの大きな特徴というのが「本人が自覚しにくい」ということなんです。

周りの人に迷惑をかけていることにも気づきにくく、後から後悔してしまうこともしばしば・・・。

「妊娠中はちょっとテンション高かったかも」と後から気づく人も多いのでは?

それだけ赤ちゃんを授かることは、人生にとって大きな喜びであるということですが、どうしても行き過ぎた行動をとってしまうのには妊婦さんならではの原因があります。

なぜ起きる?マタニティハイになる3つの原因

マタニティハイ状態のときは、ほとんどの人が自分を見失ってしまいます。

「自分は大丈夫」と思っていたのになぜ?と思うほど気持ちが高揚してしまうのは、次の3つの原因が大きく関わっているので参考にしてください。

原因1.待望の妊娠による喜び

「子どもができた!」「ついに妊娠した!」という喜びに直面した瞬間、感じたことのない気持ちが溢れてきます。

とくに初めての妊娠だったり、長い間不妊治療をしてきた人にとっては待ちに待った瞬間ですね。

お腹に命が宿っているという神秘的な現象は、気持ちが大きく揺さぶられるもので、その時の気持ちは抑えきれなくなるものです。

原因2.周りからの祝福

妊娠を報告すると周りから「おめでとう!」と祝福を受けると思います。

不安と戸惑いの中「実は・・・」と報告した人は、祝福されたことで「喜ぶべきことなんだ」という嬉しさに満たされるでしょう。

この瞬間から、ママになる不安や喜び、マタニティ生活を楽しもうという期待感などが一辺に入り混じっていきます。

つまらない日常が急に虹色になったような気持ちこそが、マタニティハイを生み出していくものです。

原因3.ホルモンバランスの変化

妊娠をしたことでホルモンバランスが急激な変化を起こします。

つわりによる不調、体が変化することへの不安が起こることで、冷静さ見失ってしまうのは当然のことなのかもしれません。

また、出産後にもバランスを崩してしまうことで産後うつや育児ノイローゼにもつながってしまうことも・・・。

女性にとって妊娠と出産は一大イベントでもあるので、嬉しさと不安が一気に押し寄せてきます。

マタニティハイばかりではなく、マタニティブルーにもなりやすい状態と言えるでしょう。

正直うざい!マタニティハイ妊婦のうっかり行動7つ

マタニティハイ 行動

SNSでもたびたび話題になるのが「正直うざいマタニティハイ」という投稿です。

「自分はきっとそうならない」と心に誓っていた人こそ、うっかり陥ってしまうのがマタニティハイという現象の怖さですね。

ここでは、そんなマタニティハイ妊婦のうっかり行動を7つをご紹介していきます。

自分も同じことをしていないか振り返ってみてください。

(1) SNSに陽性妊娠検査薬をアップ

ツイッターやブログでよく見かけるのが「ご報告です」というタイトルでアップされた、陽性妊娠検査薬の写真。

妊娠を待ちわびていた人にとって「陽性反応」というものは、表現できないほど嬉しいもの・・・ということまでは理解できます。

ただ、「それだけは見たくなかった」と負の感情にしかならない人の方が多かったりするんですよね。

どちらにしてもいずれ妊娠は報告する日が来ると思うので、「安定期までは待った方がいいのでは?」という声も多いです。

(2) 執拗な経過報告

「ママになります」という報告までは良かったのに・・・と思わせるのが、健診に行くたびに報告してくる行動です。

正直なところ「エコー写真を見せられても」と思ってしまう部分はあります。

とくに不安な状態でなければ、妊娠経過報告はサラッと行う程度で良いのかもしれません。

(3) キラキラネームを考える

マタニティハイ状態になるとなぜか「世界で1つだけの名前をつけたい」と思うばかり、あからさまなキラキラネームを付けてしまう人がたくさんいます。

子どもにとって「この名前でよかった!」と思ってもらえる内容ならいいのですが、難しすぎる漢字をつかったり、友達にからかわれる名前だと色々な問題が生じてしまうでしょう。

少し冷静な状態になってから名前を決めた方がいいかもしれません。

(4) ハイな気持ちで眠れない

妊娠中や出産直後に起こりやすいのが、気持ちが高揚してしまいうまく眠れなくなる状態です。

マタニティハイ状態が続いてしまうと、不眠症につながってしまい母体にとってよくありません。

周りから心配されていても本人が自覚できないことが多いので注意が必要です。

(5) やたら活動的になる

マタニティ生活をエンジョイしよう!と張り切る人こそ要注意。

いつもよりハイな気持ちになることで、やたら掃除や運動に張り切ってしまう妊婦さんもたくさん。

「出産までに時間がない」ことを理由に、「どうしても会っておきたい」とやや強引に会う約束をしてしまうことも妊婦さんあるあるかもしれません。

「出産までに片付けておこう」と体を動かし過ぎてしまえば切迫早産につながることもあるので、自分が妊娠状態であることをしっかり自覚しないと危険ですよ。

(6) 周りに妊娠を勧める

嬉しさのあまりつい「早く子ども作ったほうがいいよ」と妊娠を勧めてしまう行動は、マイナスに受け止められる方が多いです。

命を授かることは簡単なことではなく、たとえ子どもがいるからといって安心するのは少々危険。

2人目不妊で悩んでいる人にとっては迷惑行為になってしまい、仲のよい友人であっても関係が崩れてしまうかもしれません。

(7) ベビーグッズを大量買い

マタニティハイになってしまうと、ついつい財布のひもがゆるんでしまいます。

「このベビー服かわいい!」「ベビーカーにはこだわりたい」「これがあると便利そう」などと、気がつけば大量買いしてしまうこともしばしば・・・。

予想以上の出費に「やってしまった!」という気持ちでいっぱいになる妊婦さんがたくさんいます。

ベビーグッズはその時期にしか使うことができず、結局あまり使わなかった、というケースもありますね。

うっかり無駄遣いをしないよう、夫婦でよく考えてから購入した方が失敗は少ないでしょう。

こんなマタニティハイは迷惑!やらかし妊婦エピソード集

マタニティハイ エピソード

「子どもができました、という妊娠報告まではよかったのに・・・」

妊娠したことは祝福できても、これはちょっと・・・と思わせてしまう行動は、妊婦になってしまうとうっかりやってしまうもの。

ここではそんな、やらかし妊婦エピソード集を集めてみました。

冷静な判断がつかなくなるのがマタニティハイという状態。

後から後悔しないためにも、迷惑だと思われる行動をあらかじめ知っておきましょう!

エピソード1.不妊仲間だったのに

最も気を付けてなければならない相手は、一緒に妊活をしていた仲間ですね。

妊娠報告をすることは避けられませんが、不妊治療を継続している人の気持ちはよく汲んであげないと傷つけてしまうことも・・・。

可愛い赤ちゃんを見てほしい気持ちはその人にも十分伝わっていますが、タイミングをもう少し考えてみた方がいいですね。

共感できない気持ちは妊活中に感じていたと思います。

そのときの気持ちを少し思い出してみて、待ってみることも大切ですよ。

エピソード2.エコー写真に迷惑

エコー写真への受け止め方は人それぞれですが、SNSへの投稿が多いと、どうしても目についてしまうこともあるようです。

共感したい場合は、おなじ周期の妊婦さんコミュニティなどを探してみるなど、少し配慮をした方がいいのかもしれません。

祝福されたいつもりが逆の事態に・・・という状況は、できるだけ作りたくないですね。

エピソード3.しつこいLINE報告にうんざり

幸せな報告をしたい気持ちは理解できますが、人間というものは、他人を心から祝福することにストレスを感じてしまうもの。

友人同士なので報告をすることまではいいのですが、コメントしにくい投稿が続いてしまうと反応に困ってしまいます、

自分がもしこの投稿を見せられたら・・・と一歩立ち止まることができれば、マタニティハイで起こり得るトラブル回避にもつながります。

エピソード4.職場の妊婦にイライラ

毎日顔を合わせる職場の人こそ、妊娠中の報告をされても・・・と感じてしまうものです。

これから育児休暇中のカバーをしなければならない、というストレスも多少なりとも持っています。

職場仲間として祝福はしてくれると思いますが、何でも聞いてくれる状況に甘えてしまわぬよう気をつけた方がいいですね。

エピソード5.キラキラネームへの対応に困る

マタニティハイになるとなぜかキラキラネームをつけてしまいがち・・・。

「私はそんなことしない」と言っていた友人がキラキラネームばかり候補にあげていたら、どう返答していいのか迷ってしまいます。

名前は、夫婦間でよく話し合って決めるといいですね。

マタニティハイに気づいたときに取りたい対策

マタニティハイ 対策

「もしかして今マタニティハイになっているかも・・・」

こんな風に自分で気づく人も最近では増えています。

何だかソワソワしたり、赤ちゃんのことを人に話したくて仕方がない気持ちになっている状態はまさにマタニティハイでしょう。

うまく眠れなくなったり、急に気分が落ち込むマタニティブルーに陥る不安も出てきます。

赤ちゃんのためにも、心身ともに安定した生活を取り戻しましょう。

自分自身でマタニティハイに気づいた時には、次の3つの対策を試してみてください。

対策1.旦那さんに話す

とにかく妊娠の喜びを誰かと分かち合いたい!という気持ちは、身近な旦那さんに話すのが1番です。

男性もマタニティハイになることがまれにあるので、ついつい子ども日記をSNSへアップし続けてしまうことがあります。

それなら夫婦2人でエコー写真を見たり、お腹の中の赤ちゃんを想像したりと、思う存分楽しんでしまいましょう。

友人や職場の仲間と話をする時には、まずは冷静さを持ち、自分の話ばかり繰り広げないようにして相手の話も聞いてくださいね。

対策2.リラックスする

これからやってくる出産そして育児のことを考えると、不安と期待でいっぱいいっぱいになってしまいますよね。

気持ちが落ち着かなくてソワソワした時には、ゆっくりと深呼吸をしてください。

目を閉じて静かに行うと効果が高まります。

気分がハイになったあとは一気に落ち込みやすいので「何となく落ち着かない」と思った時には、少し立ち止まって休憩をしましょう。

対策3.軽い運動をする

妊娠経過が順調で、安静の指示がない人は軽い運動をすることでストレス発散につながります。

運動不足になると精神的に不安定になりやすいので、晴れている日は軽いウォーキングなどいかがでしょうか。

足腰を鍛えておくことは安産につながり、体重コントロールにも役立ちます。

運動をしてもいいのかわからない妊婦さんは、必ず主治医に相談の上行ってくださいね。

本人に気づかせるには?マタニティハイへの3つの対応

マタニティハイ 対応

「マタニティハイになった友人と会うのが苦痛・・・」

困ってしまうのが、マタニティハイは本人が気づきにくいということですね。

友人がマタニティハイになったかも?と感じてしまった時には、どんな対応をしていくべきでしょうか。

職場にいる妊婦さん、SNSコミュニティでも目についてしまう人についても何とかしたいと思いますよね。

ここでは、マタニティハイへの3つの対応をご紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。

【マタニティハイへの対応】

  1. それとなく指摘する
  2. 聞き流す
  3. 話を変える

対応1.それとなく指摘する

身近な友人が妊娠して以来、赤ちゃんの話でいっぱいになってしまうのは仕方ないと思います。

ただ、「これ以上はちょっと・・・」と困ってしまっているのなら、それとなく指摘してしまうのが1番でしょう。

「それってマタニティハイっぽくない?」とさりげなく言ってみたり、近しい関係性がある相手なら「今マタニティハイになってるよ!」と指摘しちゃうのもいいかもしれません。

「マタニティハイって何?」と聞かれたら、「妊娠したせいでハイテンションになることがあるみたいだよ」と教えてあげてみてはいかがでしょうか。

親しい友人だからこそ、これからも付き合っていく上で「ちょっとそれは」と思う限界ラインを伝えておくことはとても大切なことですね。

対応2.聞き流す

身近な人が妊娠をすることは、特別珍しいことではありません。

長い人生、友人の妊娠に遭遇しても「よくあることのひとつ」として、ドーンと構えてしまいましょう。

マタニティハイ症状のときはどんな女性もつい、赤ちゃんのことで頭にいっぱいになってしまいます。

いちいちイライラするよりも、聞き流すことに徹してしまいましょう。

その人も、いつまでもその話しかしないわけではありません。

マタニティハイになっているのは今だけのことです。

LINEで逐一報告してくるちょっぴり迷惑な友人が相手ならすぐに返信はせず、しばらく時間を置いてから「また落ち着いたら報告してね。頑張ってね!」などと伝えましょう。

お互いが落ち着いたときにまた、友人同士楽しく過ごせる時間がきます。

今はその時を待つのみでしょう。

対応3.話を変える

マタニティハイになった人と会話をしても、自分の体のことや出産後のこと、病院の話や妊娠にまつわる噂話などなど、終始その話で尽きてしまうことが多くなってしまいます。

不安な気持ちの時こそ、話を聞いてもらって発散させたいという女性ならではのクセでもありますが、話を聞く側はぐったりしてしまいますね。

それなら、話題のネタを途中で変えてしまいましょう。

会話の話題をうまく変えるには、相づちをしっかり打った上で行うのが鉄則です。

好きなドラマの話をしてきた時には、「へえ、そうなんだ。ほかには何にハマっているの?」と深掘りしないでこちらから質問をしてみましょう。

最初から最後まで同じ話をされる行動を、やんわりと防ぐことができます。

それでもマタニティハイがキツイと感じる場合は、落ち着くまで距離を置いてしまいましょう。

まとめ

妊娠や出産で起こり得るマタニティハイについてご紹介しましたが、いかがでしょうか?

赤ちゃんのことで頭がいっぱいになってしまうのは仕方がないことですよね。

しかし、周りの人をないがしろにしてはいけません!

自分の話したい気持ちをおさえながらいい関係を築いていけるといいですね。

その方が必ず祝福してくれる人が多くなるでしょう!