ずりバイをしない4つの理由とは?みんなの体験談と練習方法はこちら!

ずりバイ 育児

コロン!と寝返りができるようになって、赤ちゃんの動きが活発になる時期。

「ずりバイはいつ頃からはじめるの?」

「ずりバイをはじめる頃なのに・・・ずりバイをしないのはなぜ?」

手足をバタバタさせているのになかなかずりバイをしないと、ちょっと心配になりますよね。

成長には個人差がある・・・とはいえ、焦る気持ちが生まれてしまうとモヤモヤしてしまったり、不安が積もってしまうものです。

この記事では、ずりバイをはじめる時期や発達についてのアドバイスをご紹介していきます。

ずりバイをしない赤ちゃんの理由、ずりバイが上手になる練習法についても参考にしてください!

ずりバイとは?ハイハイと何がちがうの?

ずりバイ ハイハイちがい

そもそも「ずりバイ」とは何か知っていますか。

見た目の雰囲気から「ハイハイと同じじゃないの?」と感じてしまう人もいると思います。

ずりバイとは、うつ伏せになった赤ちゃんが腕や足の裏の力でほんの少しづつ前に進んでいく動作のことです。

ハイハイの練習のためにずりバイをしている・・・と言えばわかりやすいですね。

首がしっかりとすわった頃に見られる動きですが、いつはじめるかはその赤ちゃん次第!

早い子もいれば遅い子もいます。

赤ちゃんの成長過程の順番は、

寝返り→ずりバイ→お座り→ハイハイ→歩く

この順番が一般的とされていますが、中にはお座りの次にずりバイをする子もいたりします。

ずりバイとハイハイのちがいのポイントは、腰とお尻をあげているかどうか?です。

ずりバイはお腹を床につけた状態で上半身の力をつかって進むのに対して、ハイハイはお尻をあげて下半身の力で前に進んでいきます。

ずりバイはひじをしっかりついて進むので「ひじバイ」と呼ぶ人もいるようです。

ずりバイはいつからはじめるのがベスト?月齢別アドバイス

ずりバイ 月齢

親として気になるのが子どもの成長スピードですよね。

「ずりバイはいつからはじめるの?」

「うちの子はもしかすると遅い?」

ねんね期には終わりを告げて、寝返りを打ったりして動きが活発になってくると成長がますます楽しみになりますね。

ずりバイはハイハイ期に入ったサインとしても受け取れますが、そんなずりバイはいつからはじめるのがベストなのでしょうか?

ここでは月齢別アドバイスをご紹介していきます!

  1. 4~6ヶ月
  2. 7~8ヶ月
  3. 9ヶ月〜

(1) 4~6ヶ月

赤ちゃんの中には「生後4か月」ほどでずりバイをはじめる子もいますが、早くはじめること自体には問題ありません。

寝返りを打つのも早く、目の前にあるおもちゃに興味を持ったとき、必死に手を伸ばして動くこともあります。

このように早くからずりバイをする子もいれば、寝返りを打つ気配のない子もいたりとスピードはバラバラです。

成長の早い子を見ると焦る気持ちが湧き起こってしまいますが、ゆとりの気持ちを持って見守っていきましょう。

(2) 7~8ヶ月

ずりバイをはじめるのが最も多い時期がこの「7~8ヶ月頃」です。

首もしっかりとすわりうつ伏せで「飛行機ポーズ」をするようになったらそろそろ・・・というところですね。

(3) 9ヶ月〜

「9ヶ月」を過ぎても、なかなかずりバイをしようとしない赤ちゃんもいます。

のんびりとしたタイプの赤ちゃんに多く見られますが、ずりバイをしないからと言って病気や障がいを疑うのはまだ早いでしょう。

ずりバイが必要な3つの理由

ずりバイ 必要な理由

「そもそも・・・ずりバイって本当に必要なの?」

ずりバイをなかなかしない赤ちゃん、ずりバイをせずに立ち上がる赤ちゃんもいますよね。

それならずりバイはさほど必要じゃないのでは?と思ってしまいますが、赤ちゃんの成長によい影響を与えることは確かなんです。

ここでは、ずりバイが必要な3つの理由をご紹介していきます!

理由1.上半身の筋力アップ

大人でも腕をつかってずりバイをすると、筋肉痛になったりしませんか?

うつ伏せ状態で上半身を動かすことで、体感や腕の筋力アップにつながります。

上半身を手のひらで支えられるようになることで、手指への刺激となり、物をつかんだり持ち上げたりという動作につながっていきます。

前に進むことで少しづつ足も合わせて動くようになるので、ずりバイをしっかり経験した赤ちゃんは安定したハイハイを見せることが多いです。

理由2.脳の活性化

必死に前に進むことで、赤ちゃんは全身を動かしますよね。

この動作によって血流が増えて、脳の活性化につながっていく効果もずりバイにはあります。

理由3.好奇心の発達

行動範囲が増えると赤ちゃん自身、とても楽しそうですよね。

ずりバイによって目の前のものを手に取ってみたり、今まで見えなかった景色が広がっていきます。

脳の活性化とともに、好奇心の発達の役目もずりバイにはあるということです。

意外と奥が深いことがわかりますね!

赤ちゃんとやってみよう!ずりバイの練習方法

ずりバイ 練習

「もう少しでできそうなんだけど・・・」

と、ずりバイをする兆候があるけどなかなかしない赤ちゃんには、ずりバイの練習をしてみませんか?

遊びの一貫として親子で楽しめるので、無理せず赤ちゃんの成長に役立ちますよ。

ここでは、5つのずりバイの練習方法をご紹介していきますのでぜひ試してくださいね!

練習方法1.うつ伏せに慣れる

寝返りをうったばかりの赤ちゃんは、うつ伏せ状態に慣れていなかったり、首の筋力が弱いことがあります。

寝返りをしたら、うつ伏せ状態の赤ちゃんに声をかけて楽しく過ごしてみてください。

あくまでも無理をせずに、うつ伏せ状態でいられる時間が増えたころ、次のステップへ進んでいきましょう。

練習方法2.呼んであげる

赤ちゃんの目線の先で呼んであげてみてください。

手を叩いて笑顔で呼んであげると注目してくれますよ。

最初は思うように動けず泣いてしまうかもしれないので、そんなときは抱きしめてあげてください。

練習方法3.目線の先におもちゃを置く

手足をバタバタするようになったら、大好きなおもちゃをほんの少し前に置いてみるのもおすすめです。

思わず手を伸ばしてしまうことで、自然に体が進むことがあります。

練習方法4.足裏を押してあげる

ずりバイのような動作をしたとき、軽く足裏を押してあげると「前に進んだ!」という感覚を教えられます。

無理に押す必要はありませんが、何度か試しているうちに、ずりバイが上手になる子もいるので試してみてください。

練習方法5.お手本を見せてあげる

赤ちゃんの横で「こうするんだよ」とずりバイのお手本を見せるのもおすすめです。

「一緒に動きたい」という気持ちが駆られるので、楽しくずりバイをすることができるかもしれません。

動いているパパママを見て笑うだけかもしれませんが、こんな風に「動くことは楽しいこと」と教えながら楽しんでみてください。

なかなかずりバイをしないのはなぜ?4つの遅い理由

ずりバイ 遅い理由

周りがどんどんできるようになると、じっとしているわが子は「遅いのかな?」と心配になりますよね。

ずりバイをなかなかしないのはなぜ?と気になる方はここでご紹介をする3つの遅い理由に当てはまらないかどうか、考えてみてください。

理由1.成長がゆっくり

赤ちゃんの成長スピードはその子によって全然ちがい、それぞれ成長パターンがあります。

手足の筋力がついて首がすわった頃合いに、自然に手足が動くようになります。

「なかなか動かない・・・」と思ってしまうと焦る気持ちが募ってしまうので、「うちの子はのんびりとよく寝てくれる子なんだ」と考えてみてはいかがでしょうか。

動かないことを欠点のようにつなげず、よいところを発見してくださいね。

理由2.興味がない

目の前にあるものに必死に手を伸ばす子もいれば、のんびりとしたタイプの子もいます。

まだ動くことにさほど興味がないだけかもしれません。

ずりバイをはじめた赤ちゃんがいれば、のんびりとまるで「その時」を待つかのようにマイペースな赤ちゃんもいます。

ある日突然動き出すこともよくあるので、こちらもその時を待つ覚悟をしてみましょう。

理由3.床がすべる

手足をバタバタ動かしていても、床がすべってうまく進めない・・・ということもあります。

コルクマットやジョイントマットなどを敷いてあげると、ツルンとすべりにくくなるのでおすすめです。

理由4.障がいや病気のおそれ

10か月健診で「要観察」を告げらえると軽くショックかもしれませんが、1歳を過ぎてから成長スピードの波に追いつく子もたくさんいます。

「しないのではなく、ずりバイができないのでは?」と思ってしまいそうになりますが、成長カーブはその子によって全くちがったりするものなので、思い詰めてしまわぬようにしましょう。

どうしても不安な場合は、小児科や子育てセンターなどにまずは相談をしてみてください。

赤ちゃんが置かれている環境や成長過程をしっかり観察して気づいたことはメモに書き留めてみてください。

より的確な専門家のアドバイスを受けることに役立ち、何か問題点があれば早期発見につながります。

逆に危ない!?いきなりつかまり立ちするケースについて

ずりバイ つかまり立ち

赤ちゃんの中には、ずりバイしないでつかまり立ちをする子もいます。

つかまり立ちを先に覚えた赤ちゃんはそのまま伝い歩きをすることが多く、そのまま歩きだす・・・なんていう赤ちゃんもいるので、成長スピードが早いとドキドキしますよね。

しかも、よちよち歩きをしたと思いきや、ハイハイに戻る赤ちゃんもいるようです。

順序がバラバラになっても、それも個性のひとつだと考えてみてください。

ずりバイをしなかったのは、目線の高いものに興味をもち、なんとなくつかまってみたら立ち上げることに成功をした・・・というところでしょう。

赤ちゃんにとって移動する手段は何でもいいのでしょうけど、手足をブルブルさせながら必死に立ち上がろうとする姿を見るとちょっと不安になりますよね。

つかまり立ちをはじめたら後ろに転倒しないよう目を離さないように見守ってみてください。

みんなはどうだった?月齢別ずりバイ体験談

ずりバイ 体験談

「ほかの赤ちゃんの成長スピードはどんな感じ?」

「うちの子と比べてみてちがいを知りたい!」

そんな声をもとに、ここでは月齢別ずりバイ体験談をご紹介していきます。

ほかの赤ちゃんはどんな感じで成長をしているのか知ることで、今後のヒントになるかもしれません。

ですがスピードが早くても遅くても、それはその子の個性だということを心にとめておいてくださいね!

体験談1.4ヶ月

体験談2.5ヶ月

体験談3.6ヶ月

体験談4.7ヶ月

体験談5.8ヶ月

体験談6.9ヶ月

体験談7.10ヶ月

体験談1.4ヶ月

わずか4ヶ月でずりバイを始めたというsmmur5さん。

やはり早すぎても不安になってしまいますよね。

ずりバイを始めるとますます目が離せなくなってしまうので、ママも気が気ではなくなるでしょう。

体験談2.5ヶ月

こちらの赤ちゃんは、5ヶ月を迎えたけど寝返りをしないマイペースさがうかがえます。

2人目育児のママはさらに、上の子との成長の差を感じてしまうようですね。

体験談3.6ヶ月

 
 
 
 
 
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意外と多いのが、megumi.hyskさんの赤ちゃんのように長い間ずりバイをするパターンです。

なかなかハイハイをはじめないと「いつまでずりバイをするの?」と気になってしまいますね。

体験談4.7ヶ月

こちらの赤ちゃんは、7か月を迎えてずりバイをはじめたとのこと。

朝起きたときに消えている・・・というのもずりバイあるあるかもしれません。

「ワープした!」と思ってしまうこの行動も目が離すことができず大変です。

体験談5.8ヶ月

ずりバイとハイハイを飛ばしてお座りをするようになったようですね。

長い目で見守っていくと、成長している部分が発見できるかもしれません。

ゆっくりペースでも、できることはひとつづつ増えていきます。

体験談6.9ヶ月

9ヶ月を迎えた途端、よく動くようになったというHIwK6BI38LZ2VKFさん。

動いてみたら楽しさがわかったようですね!

体験談7.10ヶ月

ずりバイはしているものの、なかなかハイハイをしなかったこちらの赤ちゃん。

ママの不安が伝わったのでしょうか?10か月健診後から急にハイハイをするようになったそうです。

思い出したかのように、急に動き出す赤ちゃんが多いことがよくわかりました!

うちの子って変?少し個性的なずりバイ

ずりバイ 変

「うちの子のずりバイ・・・何か変?」

なんとなくほかの赤ちゃんとちがう体勢をしていたり、思わず「あれ?」と感じる動きをするときもありますよね。

ここでは、ちょっと変わった個性的なずりバイについて解説していきます!

ケース1.腕をつかってほふく前進

 
 
 
 
 
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まるでほふく前進のように、腕を交互に動かして進む赤ちゃんもいます。

この動きは腕や肩の筋力がある子に見られるもので、「ひじバイ」とも呼ばれるものです。

一時的にほふく前進をすることもありますが、赤ちゃんによってはまるで訓練したかのように、ほふく前進をスピードアップさせることもあります!

ケース2.ひざを浮かせている

ずりバイ 高バイ出典:instagram(@noriko_mare)

ひざを浮かせて進むスタイルを「高ばい」と呼んだりしますが、ハイハイが変形したもので、手足の筋力がしっかりついた赤ちゃんに見られます。

ハイハイの後に見られることもあり、9ヶ月以降の赤ちゃんがこのポーズを取ることが多いです。

その場で手足を伸ばしてみたり、またの間から覗いてみたりと、色々な行動に興味を持ち始めたという意味でしょう。

ケース3.後ろに下がる

 
 
 
 
 
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中には後ろに下がる赤ちゃんもいますが、足よりも腕の力が強かったり、床が滑って前に勧めないことが原因だったりしますが、後ろに下がること自体に問題はありません。

ひじバイをする赤ちゃんも、前に進みたいのに後ろに下がってしまう・・・という行動もたびたび見られます。

前進ばかりだと思いきや、ふとワープしちゃう赤ちゃんも。

「こんな所にいたの?」と思うことも増えくるので、目を離さないように注意してくださいね。

ケース4.回転している

 
 
 
 
 
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全身くるくる回転している姿を見せることもあります。

前を向いていたはずなのに急に目があった・・・と驚くこともよくありますね。

ずりバイ練習中の赤ちゃんに多く見られる姿なので、そっと見守っていきましょう。

ケース5.座ったまま進む

お座りを先に覚えた赤ちゃんは、お尻をつけたまま前に進むこともあります。

思わず後ろに倒れてしまうことが多いので、柔らかいクッション材を敷いておくことをおすすめします!

まとめ

まわりの赤ちゃんがずりバイをしたり、ハイハイをはじめているのを見ると「うちの子は遅いのかな、心配だな」と色々な気持ちになりますよね。

赤ちゃんそれぞれの成長スピードがあって、それが個性だということはお伝えしましたが、不安が取りのぞけない人は専門家に相談してみましょう。

アドバイスが大きな安心材料となり、これからの成長もしっかり見守っていけるのではないでしょうか。

赤ちゃんと楽しめる「ずりバイの練習方法」もぜひ試してみてくださいね!