車に赤ちゃんが乗っていることをあらわす「baby in car」のステッカー。
「あれって何のために貼ってるの?」
「貼ったからってどうなるの?」
といまさらながら疑問に思ってしまいますよね。
確かに子供を持ち、何となく周りに習って貼ってはいるけれど、いまいち意味を理解していない人も少なくないはずです。
ここではbaby in carのステッカーに対する意味やメリットやデメリットを紹介していきます。
正しい意味を理解しておけば、いざその時が来た時にステッカーの必要性を感じることでしょう。
目次
「baby in car」の基礎知識
まずはbaby in carの基本的な知識についてです。
意味や貼ることは義務なのか、そしていつまで貼るべきものなのか、この3点を知れば少しずつステッカーを付けることが分かってきますね。
「baby in car」の意味って?
「baby in car」の意味ですが、何となく「赤ちゃんが車に乗っているのね」と理解できるかと思います。
ただこちら、直訳すると「赤ちゃんがエンジンの中にいる」や「赤ちゃんが車の材料に使われている」のようなおかしな文章のようなんです!
この直訳を知ると、baby in carのステッカーを貼るのが少し恥ずかしくなりますね。
ただ「baby」も「in」も「car」も馴染みのある英単語のため、ニュアンスで赤ちゃんが乗っている車なんだということが伝わるので日本では「baby in car」が広まっているようです。
貼る義務はある?
ではbaby in carのステッカーは、赤ちゃんを乗せるときに貼らなくてはいけない義務や罰金があるのでしょうか?
運転初心者を伝えるための若葉マークは取り付ける義務があるのに対し、baby in carのステッカーは取り付け義務がありません。
取り付けている方は、任意でつけているということですね。
キャラものやオシャレなもの・手作りで製作も可能なため、自分好みにステッカーを貼ると、ますます車に愛着が持て運転も楽しくなるでしょう。
いつまで貼るもの?
ではbaby in carのステッカーはいつまで付けるものなのでしょう?
色々な車の後ろを見てみると、他にも「kids in car」や「赤ちゃんが乗っています」のように様々な文面が見られます。
チャイルドシートとジュニアシートのように年齢や月齢で区切られているのか気になるところですね。
ただ先ほどもお話したように、このステッカーはあくまで任意でつけているもの。
子どもが中・高生になってbabyは不自然ですが、小さい子供が乗っていますということが伝わればOKなので、適度な年齢までは付けていて良いでしょう。
「baby in car」のタイプ
小さい子供が乗っていることを示すbaby in car。
剥がすことも考えると、出来れば車に直接貼るのは避けたいという人もいますよね。
続いては「baby in car」の種類をお話していきます。
それぞれの特徴をふまえ、自分にあったものはどれなのか考えてみましょう。
種類1.ステッカータイプ
まずベーシックなbaby in carはステッカータイプでシールになっているものですね。
車のボディや窓に直接貼って使います。
雨風で簡単にはがれてしまっては問題なので、しっかりした粘着力があります。
一度貼ったらやり直しが利かないので、慎重に貼らないといけません。
またカッティングシートを使って、オリジナルデザインで作れるのもステッカーの良いところ!
種類2.マグネットタイプ
出典:Instagram(@cocomaru.labo_papa)
続いてはマグネットタイプの物です。
こちらも車のボディ、つまり外側に付けるタイプですね。
シールであるステッカーと違って、貼り付け取り外しが簡単!
一回で上手に貼れる自信がない…という方には向いている種類です。
ただしそんなメリットの反面、強度としてはステッカータイプに劣ってしまいます。
ぺりっと剥がされて盗まれてしまった…ということもあるでしょう。
種類3.吸盤タイプ
出典:Instagram(@allaboutjapanshop)
最後は吸盤タイプです。
こちらは車の内側にペタッと吸盤で貼り付けるため、簡単に取り付け・取り外しができ盗難の心配もありません。
デメリットとしてはbaby in carの文字が見えにくいということでしょうか。
窓が曇っていたり汚れが付いていたりすると、後続車には「何か貼ってあるけどbaby in carのことかな?」くらいにしか分かりません。
デザインや種類も大切ですが、肝心な役目を果たせないと貼る意味がなくなってしまうので気を付けたいところですね。
「baby in car」を貼るメリット
「baby in carを貼るメリットって何?」
「赤ちゃんが乗っていることを知らせるとどんな効果を期待できる?」
と思ってしまいますね。
言わないよりは言っておいた方が良い気がする…と何となく貼っている方もいることでしょう。
続いてはbaby in carを貼ることのメリットを考えていきましょう。
これには意外な理由も隠されているのです。
メリット1.あおられない
今何かと話題のあおり運転。
1人で運転しているときにされてももちろん怖いのですが、子供を乗せていたらなおさら怖いですよね。
baby in carのステッカーを貼ったからといって、絶対にあおられなくなるわけではありません。
ただ小さい子供が乗っているとアピールするだけで、あおり運転の抑止には繋がっていきます。
あまりにのんびり走っていては、相手をイライラさせてしまうこともありますが、適度な速さで走っていればあおらる可能性も低くなるでしょう。
メリット2.車間距離をとってもらえる
車間距離をとってもらいやすくなるというのも大きなメリットですね。
小さな子供を乗せての運転は、ハプニングが付き物。
飲み物を落としてしまったり、急に泣き出して泣き止まなくなったりと色々なことが起こります。
運転している側も、何かと気になり集中が欠けてしまうこともありますよね。
こちらもbaby in carを貼ったからと言って、必ず車間距離をとってくれるとは限りませんが大半の方は「子供が乗っているのなら大事をとって車間距離は開けておいた方が良いな」と思ってくれるもの。
特に子育て経験のある方や、お孫さんがいる方は理解してくれるのではないでしょうか。
メリット3.レスキュー隊に知らせられる
そしてもう1つの大きなメリットとしては、事故が起きてしまった際いち早く子供の乗車に気付いてもらえることです。
海外では潰れた車の後部座席に子供が乗っていたことに、ステッカーを見て気付けたという事例がありました。
もちろん怪我の重度にもよりますが、治療の優先順位を急ぐ場合もあります。
子供が乗っていることを口で説明できない状況ならば、baby in carの表示は意味があるものですね。
運転中後続車に知らせるというだけでなく、事故が起きてからも役に立つなら貼っておいた方がいいと思う人も多いでしょう。
「baby in car」を貼るデメリット
では逆にbaby in carのステッカーを貼ることにデメリットがあるのでしょうか?
注意喚起を促したり、事故の際にいち早く知らせることが出来るなど、メリットがある半面少なからずデメリットもあります。
意外なデメリットは、子供がいる人にとっては想像つかないことかもしれません。
デメリット1.嫌みに感じられる
baby in carを貼る1つ目のデメリットとしては、嫌みに感じる人がいるということ。
「子供が乗っているからなに?」
「子供いて幸せアピールして楽しい?」
とひがんだ眼差しでステッカーを見る人が少なからずいるということですね。
もしかするとそれは子供が欲しくても恵まれなかったご夫婦や、結婚を選ばずバリバリ働くキャリアウーマンかもしれません。
仮にひがまれたとしても、安全面を考えると貼ることに意味はあると思います。
ただしあまりに大きすぎて気に障るサイズにはならないよう気を付けることは出来ますね。
デメリット2.運転に文句を言われる可能性
運転に文句を言われる可能性もゼロではありません。
とは言え、これはbaby in carのステッカーを貼っている人に限ったことではないのですが。
「子供が同乗していればどんな運転をしても許されるのか?」
「時速30キロで走っていては邪魔でしかない!」
そんな文句をつけられることもないとは言い切れないのです。
しかしこちらもあまりに目に余る運転をしてなければ、トラブルになることもないでしょう。
デメリット3.ステッカーは跡が残ることがある
またこれはステッカータイプのbaby in carを貼った方ですが、上手に剥がせず跡が残ってしまうことがあるのもデメリットの1つですね。
シール剥がしを活用したり、それでもうまくいかない時はディーラーできれいにしてもらわなければいけません。
上手に剥がす自信がない…という方は、マグネットタイプや内側に貼る吸盤タイプを選ぶと間違いなさそうですね。
【キャラクター系】おすすめ「baby in car」3選
お気に入りのキャラクターがある方は、ステッカーにも取り入れたいものですよね。
かわいいキャラクターのステッカーを見つけたので3つ紹介します。
キャラクター系1.ディズニー
内側から貼ることのできる吸盤タイプのディズニーステッカー。
ゆらゆらゆれるので、後ろの車の人も必ず目に入るはずです。
こちらはミニーマウスですが、ミッキーやプーさんのものあるのでお好みで選んでください。
買える場所:Amazon
価格:1,280円(税込)〜
キャラクター系2.スヌーピー
シルバーで大人っぽさがいい感じのスヌーピーのステッカー。
黒やグレーの車によく似合いそうですね。
また肝心なbaby in carという文字も別になっていて、しっかり意味が伝わるのも良いところ。
せっかく貼るのですから、絵ばかりが目立ってしまっては本末転倒!
その点も意識しながらステッカー選びが出来ると良いでしょう。
キャラクター系3.サンリオ
程よい大きさで人気があるサンリオの丸型タイプのステッカー。
サンリオで人気のマイメロ・ポムポムプリン・ポチャッコなど他にも数多くのキャラクターがあるのでお気に入りのものを見つけてみてください。
優しい色合いですが、しっかりと存在感を感じられるステッカーはどんな車体にも馴染みますよ。
お気に入りのキャラと一緒のドライブは、さらに楽しい時間になりますね。
買える場所:楽天市場
価格:1,760円(税込)
【おしゃれ系】おすすめ「baby in car」3選
baby in carのステッカーを選ぶ時「可愛すぎるのは苦手…」「車をよくメインで使うのはパパだから…」とステッカーを貼ることを敬遠してしまう人もいますよね。
そんな人にもおすすめのおしゃれなステッカーを紹介します。
おしゃれ1.ノースフェイス?
出典:Instagram(@tequila__ojisan)
こちらは、アウトドア用品や衣類で人気のメーカー「ザ・ノース・フェイス」のパロディー商品。
小さい子供が乗っていることは伝わりますし、シンプルでおしゃれですね!
このステッカーなら、パパがメインで使う車でも嫌がられず貼ってもらえそうです。
買える場所:Amazon
価格:500円(税込)
おしゃれ2.モノトーン
モノトーンのステッカーは、主張しすぎずおしゃれな印象に。
車をかたどった可愛らしいデザインですが、どんな車にでも合いそうですね!
買える場所:Amazon
価格:1,000円(税込)〜
おしゃれ3.シンプルデザイン
シンプルに「Kids on Board」と書かれたステッカーは意外とかっこいいですよね!
普通のステッカーと並べて貼っても違和感がないので、いやらしくありません。
「Baby on Board」バージョンもあるので、赤ちゃん期からでも使えますよ。
まとめ
よく目にする「baby in car」のステッカーですが、赤ちゃんが車に乗っているということを周りの人に少し気にかけてもらえると嬉しいですよね!
様々なステッカーが販売されているので、お気に入りの1枚を見つけてみてください。
用法を守って、自分も相手も安全に車を運転できるといいですね。