気づけば1日中叱ってばかりいる・・・そんな自分に辛くなることありませんか?
「本当は怒りたくないのにどうして・・・」
「子どもは可愛いはずなのにイライラする・・・」
子育て中のイライラはどんな人でも経験しています。
「もしかして・・・私だけ?」
こんな風に孤独に感じてしまっているママは、これ以上頑張るのは危険です!
イライラ状態から少しでも解放されませんか?
ここでは、子育て中にイライラした時に試してほしい9つの解消法をご紹介していきます。
育児体験談をもとに作成しているので、共感する部分があればぜひヒントにしてくださいね。
目次
子どもにイライラする3つの原因
「こんなはずじゃなかったのに・・・」
感情のまま子どもを怒ってしまうと、とても後悔しますよね。
自問自答しては自分を責めてしまうとどんどん深みにはまってしまいます。
子どもにイライラするのは大きくわけて3つの原因が関わっているのです。
1つでも当てはまるものがある人は、これからどう解決するか?を考えていきましょう。
【子どもにイライラする原因】
原因1.子どもが言うことを聞かない
「子どもが全然言うこと聞いてくれなくてつらい・・・」
なだめても、見守ろうとしても、何を言ってもダメ!
「イヤイヤ!!」と泣き叫ぶ魔の2歳児はとくにしんどいですよね。
家事に育児に仕事に・・・と待ったなしの状態が続いている中、子どもに振り回されてしまうと精神的に苦しくなります。
子どもが言うことを聞かないのは、どんな大人でも大きなストレス感じてしまうのは当然です。
原因2.夜泣きがひどい
夜中に泣きわめくわが子を眠い目で抱っこしたり、授乳をしたりおむつを替えたり・・・。
睡眠不足の毎日が続いていれば、優しく笑顔で子育てすることに限界を感じるはず。
睡眠不足状態が続くと1日中ぼんやりしてしまい、正常な判断ができなくなります。
倦怠感を感じることはもちろんうつ状態になりやすくなるなど、大きなリスクを抱えてしまうので予想以上に深刻な問題なんです。
こんなにつらい思いをしているのに隣で旦那がグーグー寝ていれば・・・イライラはより悪化しますよね。
原因3.何もしない旦那にイライラする
子育て中のイライラの原因に「旦那・夫」と答える人は数多くいます。
家事を手伝わない、オムツを替えてくれない、飲み歩いてばかりいる、子どもと遊んでくれない、スマホばかりいじる・・・。
旦那にイライラするところを答えていくとキリがないほど出てきますよね!
叱られて育った子どもが抱える3つの心の負担
「いけない」とわかっていながらも子どもにイライラをぶつけてしまい続けてしまう状態が続くのはとても心配です。
「子どもに嫌われないか不安」と思ってしまう人は少し立ち止まってみてください。
ダメ出しや命令で育った子どもは、こんな心の負担を抱えてしまう可能性があります。
【子どもが抱える負担】
負担1.承認欲求が満たされない
叱られてばかりいる子どもは、「こうしたい!」「ママにほめられたい!」といった欲求を口にしなくなります。
「きっと怒られる」という考えが先に浮かんでしまうのは、とても危険。
この先、いじめられたり困ったときに本当のことを打ち明けられなくなり、ストレスのはけ口を失ってしまうでしょう。
パパやママに「認められたい」という「承認欲求」が満たされないと、「がんばろう」という気持ちも湧かなくなってしまいます。
負担2.甘えることができない
何かとダメ出しをされてばかりいると、甘えることができなくなります。
我慢をするのが当たり前になると、本当の気持ちを親に伝えられなくなる可能性も・・・。
子どもは親の表情をよく見ているので、イライラしているママには近づきません。
近づいたら「何か怒られるかもしれない」と感じるからです。
逆に、わざといたずらをしてアピール行動を取る子どももいます。
そこで「やめなさい!」と一喝されれば、さらにいたずらがエスカレートすることもあり、思春期を迎えたときに大きな反抗をする可能性も出てきます。
負担3.兄弟をいじめてしまう
パパやママから愛情を感じられないと「自分は邪魔ものなんだ」と思い込んでしまいます。
兄弟を妬んだり憎んだりする気持ちから、いじめてしまう原因にもなりかねません。
イライラする人としない人のちがいは?
「イライラしない人と自分は何がちがうの?自分は何がいけないの?」
なぜこんなにもイライラするの?と思ったときこそ、自分を見つめてみてください。
もしかすると子育て以外に原因があるかもしれません。
【イライラする人とのちがい】
ちがい1.「できて当たり前」という感情がある
少しでも子どもができないことでイライラしてしまうのは「できて当たり前」という感情がそこにあるからです。
「こんな風に育てたい」と理想的な育児をハッキリ持っている人はちょっと危険!
目の前の子どもをそのまま受け入れることが、少し難しくなっている状態かもしれません。
ちがい2.心の傷・トラウマを抱えている
幼少期の経験が、今のあなたに影響を与えていることもあります。
親に冷たくされて育った、思う存分甘えられなかったといった心の傷があるかもしれません。
とくに心に強く残るようなトラウマがある人は、アダルトチルドレンに当てはまる場合もあります。
色々な悩みが子育てに影響を与えているのこともよくあります。
深く考えてしまうと不安になると思いますが安心してください。
このような精神的な原因は、カウンセリングによって克服することが可能です。
ちがい3.心に余裕があるかないか
子育てのみならず、心に余裕がないときは精神的に追い詰められてしまいます。
睡眠不足や体力的な限界を感じやすい子育ては、どうしても心に余裕が持てないものです。
ただし、限界を感じるほどイライラしている人は早急に解決しないと育児ノイローゼになる危険性も・・・。
後半でご紹介するイライラ解消法をぜひ試してくださいね。
子育て中にイライラした!みんなの体験談
目の前にいる子どもに「可愛い」と思えないのは自分だけ?と思っている人もいますよね。
「みんな楽しそうに子育てしているように見えるけど・・・本当のところはどうなの?」
ここでは子育て中のママたちによるイライラ体験談をご紹介していきます!
【イライラ体験談】
体験談1.旦那と離婚したい
子供産んでから旦那のことめっちゃ嫌いなんだけど。
お金の心配さえなければ離婚したい。
さっきもめちゃくちゃむかついた。
育児より何よりも旦那がストレスでたまらん— なな⋈♡*。゚ (@nanana72chan) 2019年9月11日
妊娠中や産後、急激に旦那さんのことが嫌いになるという人はたくさんいます。
子育て中のイライラに加えて、旦那さんのストレスが積みあがっていく日々はきついですよね!
「旦那と離婚したい」と思ってしまう人も多いですが、今だけのイライラかもしれません。
少し時間をおいて考え直すことをおすすめします。
体験談2.怒鳴る
怒鳴ってばかり
自分に余裕がないってすごくわかる
子供が可哀想
わかってるのにとめられない
ごめんね
すぐ怒鳴る癖やめたい助けて— ぼいす (@edBEAFh6fGwNieK) 2017年2月12日
つい子どもに怒鳴る自分にイライラしてしまい、育児疲れがさらに後押ししているママのつらい気持ちが詰まっていますね。
怒鳴るのをやめたいのに・・・という気持ち、親になった人は誰でも共感するのでは?
体験談3.手をあげそうになった
子供が寝てるので可愛いところが思い出せるんだけど、下の子が産まれてから1ヶ月、上の子の赤ちゃん返り&乱暴行為(噛みつく、叩くなど)&反抗期が酷くて、ぶっちゃけ何度か手をあげそうになったよね…。早く里帰りから帰って子供を普段の環境に戻してあげたい。
— むとむと (@m_t0mt0m) 2017年10月17日
2人の子育てをしている中、思わず「手をあげそうになった」というこちらのママ。
「ダメ!」と言っても聞かない時やとっさの行動で手が出そうになる・・・これもみんなが経験しています。
体験談4.ママ友とうまくいかない
やっぱ私もコミュ症と言うのか?最近になって、ママ友やママ会とうまくいかない…。前はもう少し気楽で楽しかったのに、今はめっちゃ気を遣ってる自分がいて全然楽しめないんだ。
— ★TORI★ (@kariflower_22) 2017年6月17日
悩みのタネでもあるママ友との関係。
子どもにも影響してくるので、大きなストレスになってしまいますよね。
ママ友が原因でイライラするのであれば、少し距離をおくのもアリです。
体験談5.2人目ができてからイライラする
安定期に入ったけど
しばらく検診ないのでふと不安〜😂
妊娠中のためか旦那にはイライラするしー😐言っても分かってくれんしめんどくさいとかゆーしもう無視無視😐勝手に頭の中で文句や悪口言いまくって勝手にスッキリしておくほうが平和😂👍— まぴ 2人目妊活中〜 (@i4uOzeG9MbRmriU) 2019年9月19日
妊娠中にイライラする人もたくさんいますね。
これを「マタニティブルー」とも言いますが、ホルモンバランスの変化や重くなる体への負担。
これに上の子の育児が加算されてしまえばイライラしてしまうもの理解できますよね。
体験談6.大声をあげてしまいました
育児のイライラって誰も悪くないので怒ることはできないからいつも抑えてなんとかやりすごしてきたんだけど最近爆発寸前だったのでやべえと感じたためバスルームでバスタオルに顔うずめて心のままにオアーッ!!って大声をあげるという発散方法を思いついた。いいこれ。自分専用の防音室欲しいな…
— 六多いくみ💄Rotta Ikumi (@rottaik) 2019年9月14日
rottaikさんは、育児のイライラが爆発寸前になってしまい、バスタオルの中で大声をあげて発散してみたようです。
思いのほかストレス解消になるようですが、この気持ちに共感する人たちがたくさんいます。
これ以上張り詰めないためにも、上手くストレスが発散できればいいですね・・・。
イライラした時はこれ!9つの子育てイライラ解消法
「本当は子どもの笑顔を見たい!」
「優しいママになりたいのに・・・」
こんなジレンマを起こしている人は、子どもと自分に向き合ってみてください。
イライラした時はこれ!イライラ解消法を9つご紹介していきます。
【イライラ解消法】
解消法1.子どもの話を聞いてみる
子どもが泣いたり何か訴えてくるとイライラしますが、そんな時こそ耳を傾けてみてください。
イライラする時に子どもの話を聞くことはとても重要です。
「話を聞いてくれる=自分は愛されている、理解してくれる」
このように子どもが受け止めます。
子どもの話を聞くことで、子どもを丸ごと受け入れることができ、子どもへは大きな安心感を与えることができます。
そして子どもの話を聞いてあげることで、その子の承認欲求がたっぷりと満たされます。
解消法2.イライラする自分を否定しない
「こんな自分が嫌だ・・・」とイライラする自分を否定しないでください。
子どもにイライラしても「こんなときもあるよね!」「ちょっと休憩しよう」と、そんな自分も受け入れてしまいましょう。
「誰にでもあること」と受け流してしまうことはとっても大切です。
どうしてもイライラがおさまらないときは、トイレなど1人になれるところにこもって落ち着くまで待つのもアリ!
カーっと怒ってしまうとなかなかおさまらなくなってしまうので、その前にクールダウンできる方法をみつけてみましょう。
解消法3.怒りが湧く原因をひも解いてみる
噴火するほど怒りが湧くのはなぜでしょう?
「怒っている=困っている」
と置き換えてみてください。
一つ一つ原因をひも解いてみれば、「睡眠不足だから」「たまには友達と遊びたいから」など、自分の本当の欲求に気づけます。
答えが出たら、それを解消するために行動していきましょう。
とくに、周りに協力を求めると意外と簡単におさまることがありますよ。
解消法4.誰かに悩みを聞いてもらう
気の許せる友達やママ友に悩みを聞いてもらう行動は、育児中はとくに重要です。
「子どもが全然言うこと聞いてくれなくて・・・」と打ち明けてみましょう。
おそらく「そうそう」「私もだよ!」と共感してくれるはずです。
この「共感してもらえた!」という気持ちは孤独感を吹き飛ばしてくれるので、ストレス解消につながりますよ。
解消法5.夫に任せて気晴らしに出かける
「全然ひとりで外出していない!」というママは、たまには気晴らしに出かけましょう。
子どもは旦那さんに任せて美容院やお買い物に行ってみてください。
ほんの数時間だけでも、気分が上がるはずですよ。
「旦那に預けるのは不安」という人も多いですが、男性はやり方さえちゃんと教えれば意外とできるものです。
最初は、1日2時間くらいから慣らしてみるもいいですね。
解消法6.子どもに期待しすぎていないか見つめる
「早くひとりで出来るようになってほしい」といった期待感が大きくなると、子どもの出来ない部分ばかり見えてしまいます。
子どもに期待しすぎていないか見つめてみてください。
幼少期の成長スピードはとても目まぐるしく早いものです。
今しか発見できない成長がそこにはあります。
1つでも何かできたら「できたね!すごいね!」と褒めてあげてくださいね。
解消法7.PMSを疑ってみる
イライラの原因はもしかすると「PMS(月経前症候群)」かもしれません。
生理がはじまる10日~3日前までイライラがピークに達する気がする、と心当たりがある人は1度婦人科へ相談してみましょう。
女性ホルモンの乱れを整えることがイライラを抑えるカギとなります。
また、PMSをやわらげる効果がある6つの栄養素を積極的に摂取しましょう。
- マグネシウム
- カルシウム
- ビタミンB6
- ビタミンB2
- ビタミンB12
- 亜鉛
マグネシウムが豊富なほうれん草や、ビタミンB6gが摂れるサツマイモなどを積極的に食べることをおすすめします。
種やナッツ類には「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニン値を上昇する効果があるので、こちらもおやつにいかがでしょうか。
解消法8.旦那と上手に向き合う
子育て中に「旦那にイライラする!」と感じてしまう人はとても多いですね。
育児でバタバタしている中、スマホばかりいじっている旦那の姿を見たら「ちょっとは手伝ってよ!」と怒鳴ってしまいたくなるでしょう。
イライラが続けば「離婚したい」とまで思い詰めてしまうことも、おかしなことではありません。
ですが、子育てが落ち着いたときに「離婚しなくてよかった」と感じる人が多いことも事実です。
後悔しないためにも、次の3つの方法を試してみませんか?
(1) 協力をお願いする
家事や育児に協力的じゃないのは、「どうしたらいいのかわからない」可能性が高いです。
全ての男性が当てはまる訳ではありませんが、その都度「こうしてほしい」と言われないとわからないと思っている人がたくさんいます。
逆に言えば、「これをお願いしたいな」と言えば手伝ってくれるのでは。
- 「やって当たり前」だと思わない
- 「自分からやってほしい」とは思わない
高い理想を持つよりも、うまく協力してもらうことに気持ちを切り替えた方が心は軽くなります。
(2) 諦める
子どもの面倒を見てほしいけど仕事で忙しい、いつも疲れていて頼めない・・・。
家事や育児のことを「頼みにくい旦那」を持つ人は「諦める」ということも時には大切。
お互いの主張をぶつけ合っても解決できないことも多いでしょう。
そんな時は、「子ども一時預かり」や「ベビーシッター」などのサービスを利用するのもおすすめです。
家事が困難なときは便利な「家事代行サービス」もあります。
核家族世帯こそ我慢せず、色々な育児サービスを取り入れてみてください。
(3) 感謝の気持ちをもつ
難しいかもしれませんが、家族の雰囲気はママの気持ちひとつで変えられます。
「毎日遅くまで働いてくれてありがとう」という感謝の気持ちを持つことは、家庭調和にはとても重要なことです。
「旦那がムカつく」「旦那が嫌い」とばかり考えていれば、どんな人でも「離婚したい」という気持ちになります。
もちろんDVやギャンブルといった重大な問題を抱えている場合は解決しなければなりません。
兼業ママなら「私だって働いている!」と大きなストレスを抱えていると思います。
でも・・・イライラしているママよりも、パパと仲良しなママの方が子どもは幸せいっぱいなれますよ。
解消法9.「しつけ」のやり方を見直す
「怒鳴る・怒る」と「しつけ」のちがいをしっかりと理解しましょう。
「しつけ」とは、子どもが将来社会に適応できるように、作法や礼儀を身につけさせることです。
できるまで親が教え、間違ったときには注意をします。
「怒鳴る・怒る」は、感情のまま気持ちをぶつけてしまう行為です。
「どうして出来ないの!」「何度言ったらわかるの!」と怒鳴ってしまうと、子どもは「怖い」という気持ちになりますね。
もちろん危険が伴う時は大きな声で「ダメ!いけない!」と注意をすることは必要です。
でも、子どもが失敗するたびに怒鳴ったり叱るよりも、「どうしてこうなったのか?」「どうすればいいのか?」を子ども自身に考えさせることをさせてみましょう。
そして、ひとつでも成功できたら「すごいね」「がんばったね」「やったね!」と褒めてみてください。
「褒められた」という気持ちは心に大きく響きます。
「また頑張ろう」という気持ちにさせることが上手にしつけるポイントです!
何度も失敗をするとイライラしますが、親子で笑顔になれるよう一緒に頑張ってみてください。
まとめ
イライラして「自分はダメな母親だ」と落ち込んでしまうことはありません。
子育て中のイライラはどんな人も感じていて、毎日が戦いとなっています。
実はこのイライラをおさえるには、旦那さんとの向き合い方を見直すことが一番の近道かもしれません。
頑張っているママのことを、子どもも純粋に応援していますよ!