子育てをしていると辛いと感じることってありますよね。
「子育て辛くて逃げ出したい…」
「世のお母さんはこんなことでイラッとしないのかな?」
「すぐイライラしちゃう私ってダメなお母さん」
そんな風に自分を責めてしまうかもしれません。
ここでは育児が辛いと感じているのはあなただけではないという安心感と、それぞれ置かれた状況で、どんな瞬間に育児が辛いと感じるかお話していきます。
その上でどう解決していけばよいのか、気持ちが楽になる方法を紹介するので辛いときには試してみてください。
目次
子育てが辛いのはあなただけじゃない!
まず子育てが辛いと感じているのはあなただけではありません。
年齢や経済面・精神的にも辛いと思う場面は多々あるのです。
ここでは、子育てが辛くなる理由を紹介します。
理由1.年齢的な問題
昨今の晩婚化によって初産が高齢出産になるケースが増えてきました。
「出産は早い方がいいわよー」とご年配の方が言うのは、子育ては体力勝負という意味があったからなのです。
実際子育てをしてみると、育児は朝から晩まで待ったなし!
夜泣きや授乳で常に寝不足、だんだん体重が増えてくると抱っこも一苦労。
周りの友達が同じ時期に出産をしていれば話は別ですが、友達の子は大きくなっていて話が合わないと、孤独を感じることもありますよね。
理由2.経済的な問題
経済的な問題で辛いと感じる方もいることでしょう。
今や共働きが普通のご時世。
旦那さんの稼ぎだけで十分余裕のある生活ができているご家庭はほんの一握りだと思います。
働きに出たいけど待機児童がいて預け先が決まらない、小さい子がいると分かると雇ってもらえないなど、働きたいお母さんに厳しいのが現実です。
独身時代の貯金を切り崩し、毎月の生活がやっと!
2人目が欲しいけど経済的な理由で諦めている方も多いのではないでしょうか。
理由3.精神的な問題
精神的な問題も育児が辛いと思う大きな要因です。
辛いと感じるお母さんのほとんどはこの問題に直面します。
初めての育児で右も左もわからない、育児書通りに進まないことで不安や焦りから辛くなってしまいます。
2人目になったら「何であんなことで悩んだんだろう?」と思うのはあるあるな話です。
でもそれだけ一生懸命育児に向き合い、お母さん業をしている証拠!
誰も誉めてくれなくても、私は立派なお母さんだと思います。
専業主婦が思う子育てが辛い瞬間
続いてそれぞれの立場から、辛いと感じる瞬間を見ていきましょう。
あなたも自分の立場を当てはめ読み進めてみると、「なんだ!みんな同じタイミングで辛いと感じるのね」「私だけじゃなくて安心した…」と思うでしょう。
まずは専業主婦のお母さんからみていきますね。
(1) 四六時中一緒にいる
専業主婦のお母さんにとって、何より辛いと感じるのは子供と四六時中一緒にいること。
専業主婦なんだから当たり前?いやいや、これほどまでに大変なことはありません。
朝から晩までオムツを取り替え、離乳食の準備や夕飯の支度と目まぐるしく1日が終わります。
唯一ホッと出来るのはお昼寝をしている時間だけで、少しでも寝ていて欲しいと物音は立てずまるで忍者のように過ごしているお母さんも少なくないはず。
もちろんお母さん業は24時間ノンストップ!
夜中だろうが眠かろうが容赦なく業務が待っているのです。
(2) ワンオペが当たり前
それでも近くに頼れるご両親や義実家があればまだマシです。
育児に協力的で理解のある旦那さんなら「僕が休みの日は自由時間にして良いよ」と言ってくれるかもしれません。
世の旦那さんがこんな素敵な方ばかりなら良いのですが、中には「専業主婦なんだから育児をするのは当たり前」と考える男性も…。
ワンオペ育児はとにかく逃げ場がなくて辛いんです!
全てを背負わされている感に逃げ出したくなる気持ち、よく分かりますよ。
(3) 遊んであげなくちゃ…
意外と話してみると「分かるー!」となる辛い瞬間が、遊んであげなくちゃ…という責任感。
月齢があがってくると起きている時間も増え、構ってあげないと罪悪感に駆られることがあるんです。
「ほったらかしにして可哀想」「でも遊んであげても反応は薄いし…辛い」このループが続きます。
家の中だから誰に見られている訳でもないのですが、この遊んであげなくちゃという気持ちは結構なプレッシャーになるんですよね。
(4) 家事もやるプレッシャー
専業主婦のお母さんは頭のどこかで「ずっと家にいるんだし、家事もやって当たり前」と思っている人が多いもの。
赤ちゃんが生まれる前は、掃除に洗濯・お料理も全て完璧に出来ていた方は特にそう感じるかも…。
また旦那さんの理解が乏しく、オモチャが散乱している部屋を見てため息をつかれるなんて場合もプレッシャーですね。
育児中はとにかく子供のペースが優先。
泣いているのに「掃除機かけたいから泣き止んで?」そんな言葉は効きません。
思うように家事が進まなくて辛いと自分を責めるのは終わりにしましょう。
ワーキングママが思う子育てが辛い瞬間
次は、ワーキングママつまり仕事をしながら子育てをしているお母さんが辛いと感じる瞬間です。
ワーキングママには専業主婦とはまた違った悩みがあります。
これから子供を預けて働こうかな?と考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
(1) 肉体的にきつい
ワーキングママはとにかく多忙なことが辛い!
フルタイムで働いている場合、椅子に座ってコーヒーを飲む暇さえないことも。
朝からお弁当を作り、保育園へ送り、仕事が終わればすぐ夕飯作りや明日の準備・残っている家事と…本当に息つく暇がありません。
それでいて子供が言うことを聞かなかったり、泣き止まなかったら「あぁ…辛い」呟いてしまいますよね。
仕事も育児も家事も自分。
体は1つしかないのに過酷すぎます。
(2) 子供への罪悪感
また子供に罪悪感を感じる時も辛い瞬間なんですよね。
仕事が押してお迎えが最後になってしまった時や、帰宅後「ねぇママ見てー!」と言われても「待って!今忙しいの」と構ってあげられなかった時。
こんな忙しいママでゴメン…と心の中で謝っています。
生活のために仕事を始め、頑張っているお母さん。
なのに子供の事がおざなりになってしまい、葛藤している方も多いです。
(3) イライラする自分に自己嫌悪
子供にイライラする自分に自己嫌悪を感じた時も辛いですよね。
「もっと優しいお母さんでいたいのに…」
「寝顔を見て今日も怒りすぎちゃったな…」
と反省するお母さんはたくさんいますよね。
ワーママはとにかく時間との勝負。
限られた時間で準備に食事・寝かしつけまで行わなければいけません。
保育園へ出発する際に靴がなかなかはけなくて、そんな時に限って「自分で履く!」と言い張ること、ありますよね。
急いで夕飯を作っているのに、我慢ができずお菓子を食べたいと駄々をこねられた時もイラッとしてしまいます。
時には「お母さんだって頑張ってるんだよ!」と叫びたくなることもあるでしょう。
(4) 夕飯はお惣菜
「働いていて収入は増えているはずなのに、なかなか貯金まで回らない」という方が多いのもワーママの悩み。
紙面上では数万円は貯金に回せるはずなのに、なぜかそううまくはいかないものなんですよね。
何に使っているのかな?と考えてみると、夕飯がお惣菜やらデリバリーで食費にお金がかかっていることが…。
仕事で帰りが遅く「お腹すいた」の大合唱の中、夕飯を作るのはとても難しいこと。
「もうお惣菜でいいかー」と諦めてしまいたくなります。
せっかく働いているのに、お金が飛んでいくと辛いですよね。
障害を持つ子を育てるお母さんが辛いと思う瞬間
また障害を持つ子を育てているお母さんにも特有の悩みや辛いと感じる瞬間があります。
いまや20人に1人は程度こそ違えど障害を抱えていると言われている時代。
この子の個性かな?と思いながらも、もしかしたら障害?と疑問を持っているお母さんもいることでしょう。
さて、障害を持つ子を育てるお母さんはどんなところで辛いと感じるのでしょうか?
(1) 育児書通りにいかない
障害を持つ子のお母さんが最初に直面する辛いと感じる場面は、育児書通りにいかないな…と感じた時です。
障害と言っても身体に障害を抱える場合や発達に障害を抱える場合と様々です。
「育児書ではもうとっくに歩いていてもおかしくない時期なのに…」
「ママ・ワンワン・ブーブーのように単語が1つも出てこない」
と我が子の成長がゆっくりなことに不安を覚えるでしょう。
今の時代ネットで検索をかければあっという間に同じような状況のお子さんを見かけ、障害があるのかも?と意識をするかもしれません。
ネットで何でも調べられるのは良い半面、情報過多で気持ちが振り回されるのは辛いですよね。
(2) 人の目が気になる
障害を持つ子のお母さんのほとんどが感じる辛い瞬間は人の目が気になった時です。
例えば発達障害を持った子がスーパーで走り回ったりお菓子を開けてしまったりと、突拍子もない行動にでることがあります。
発達障害を持っていると知らない周りの方は「いけない子だわ」「あのお母さんどんなしつけをしているのかしら!」と思うことでしょう。
そんな時は「うちの子は障害があるんです!」「成長がゆっくりなんです!」と言いたくなってしまいますよね。
人の目が気になり、次第に引きこもりがちになってしまうことも十分にありえます。
(3) 意思の疎通がうまくいかない
また上手に意思の疎通ができない時、これも辛くなる瞬間ですよね。
もちろん障害の有無にかかわらず、言葉がたどたどしい時期やイヤイヤ期は育児に手を焼くことはあります。
こうして欲しいと思っても、なかなかうまくいかず頭を悩ませるお母さんも多いのではないでしょうか。
時にはどうして分からないの!と手をあげてしまうことがあるかもしれません。
障害を持ったお子さんは成長がのんびり。
意思の疎通がとれるようになるのも、少しだけ時間がかかるものだとどっしり構えてあげると良いですね。
(4) 進路が決まらない
進路が決まらなくて辛い思いをするお母さんもいます。
障害と言っても本当に十人十色。
程度や状況も様々で、できれば普通の市立小学校に通わせたいと考えるお母さんもいることでしょう。
しかし先生が不足していて断られたり、他の生徒への影響を考えお断りされるパターンがあったりするのは事実。
また特別支援学校を出て就職となった時にも、本人のやりたいことと受け入れ先が一致するとは限りません。
障害者への理解が深まる現在も、まだまだ課題は残っていると言える悩みですね。
これで全て解決!気持ちが楽になる6つの考え方
さてこのように、それぞれ置かれた立場によって悩みや辛いと感じる瞬間はありますよね。
「どうしたら辛い瞬間を乗り越えられる?」
「もっと肩の力を抜いて育児をしたいけれど・・・」
という方のために、気持ちが楽になる6つの考え方をお話していきます。
どんな状況のお母さんにも通じる話なので、これならできそう!というものがあれば、どんどん取り入れてみてくださいね。
考え方1.悩んでいるのは自分だけじゃない!
考え方2.育児の呪縛を解き放つ!
考え方3.我が子は唯一無二!
考え方4.自分が楽しむのが1番!
考え方5.時間の達人になろう!
考え方6.辛いときは辛いと言っていい!
考え方1.悩んでいるのは自分だけじゃない!
まず悩んでいるのは自分だけじゃない!という考え方です。
育児中って本当に孤独で、辛くある意味修行のような毎日。
小さいうちは風邪をひかせないように…ウィルスをもらわないように…とお散歩にも出ず、冬場はおうちにこもるお母さんも多いです。
子どもと1対1で過ごしていると「あぁ辛い…息が詰まりそう…」と考え方もネガティブになっていきます。
こんなことで悩むなんて自分だけ?と思えてきたら、思い切ってママ友に愚痴ってみましょう。
「分かる分かる!」と共感してもらえれば自分だけじゃないんだと分かり、気持ちが楽になりますよ。
もしもママ友がいなかったり、話づらいと思ったら市の保健師さんなどでもOK!
話を聞いてもらうだけで、気持ちが全然違います!
考え方2.育児の呪縛を解き放つ!
また育児の呪縛から自分を解き放ってあげましょう。
育児が辛くなってしまうお母さんによくみられるのは、自分は良いお母さんにならないといけないという固定観念。
毎日掃除をして手作りの食事、自分のことは後回しにしてとにかく子供が最優先!…といった理想のお母さん像が頭の中で出来上がっているのですね。
もちろん理想を描くのは素晴らしいことですが、それによって自分が辛いと思っているのなら、そんな呪縛からはサヨナラしましょう!
1日2日掃除をしなくても死にません。
手抜きの夕飯dayがあってもいいじゃないですか。
子育てはまだまだ続きます。
マラソンと一緒でスタートダッシュをしたら倒れてしまいますよ。
考え方3.我が子は唯一無二!
子供が言うことを聞かない時、障害を抱えて意思の疎通がとれない時、お母さんも人間で感情がありますからついイラッとしてしまいますよね。
そんな時は「子供の存在は唯一無二」と思い出してください。
そして子どもを授かったこと・無事に生まれてきてくれたこと、これは本当に奇跡です。
言葉では言い表せないくらいの素晴らしいことです。
イラッとして「どっか行って!」と辛くあたってしまうこともあるでしょう。
他人と比べたくなる気持ちもあるでしょう。
でも我が子は唯一無二。
替わりになる人はいないのです。
考え方4.自分が楽しむのが1番!
お母さんになると、子供が最優先なのが当たり前のような空気になりますよね。
ネイルやヒールの高い靴は危険なのでNG。
抜け毛がひどいのに美容室には数ヶ月行けない・ストレス発散はとにかく食べること…確かに母乳育児中のお母さんはお腹がすくんですけどね。
そんな中でも何か楽しめることを見つけてみてましょう!
テレビの前で踊りまくるお母さん、少し子どもが大きくなり手が離れてきたら働きにでてイキイキしている姿を見せるなど!
子どもはお母さんが楽しそうにしている姿を見るのが大好き。
暗い顔ではなく楽しそうなお母さんを見せてあげましょう。
考え方5.時間の達人になろう!
時間の達人になるのも気持ちが楽になることに繋がっていきます。
例えば時間に遅れそうなのに、子どもが靴を履くのに時間がかかっているとします。
「履かせてあげようか?」の提案も拒否されるとイラッとしてしまいますよね。
ただ小さい子は靴を履くのに時間がかかるのは当たり前。
「お靴履いてね」の声掛けをあと5分早くできたなら、イライラもせず出発できると思いませんか?
帰宅後「お腹がすいたー」と大合唱されて慌てて夕飯の支度をするのも、週末旦那さんがいる時間に作り置きをしておけば、サッと出せてお互いがストレスフリーに!
時間の使い方をマスターすれば、子育てがグンと気楽になりますよ。
考え方6.辛いときは辛いと言っていい!
そして辛い時は辛いと言う!
これが一番大事なことです。
子育てをワンオペで頑張る必要はありません。
旦那さんの帰りが遅いから…頼れる実家は近くにないし…と1人で抱え込んで滅入っているお母さんはたくさんいますよね。
辛い時は辛い!と声をあげて良いんです。
面と向かって言えなかったら電話でも大丈夫。
友達や家族だけでなく、保健師さんのような専門家に辛いと伝えらられば、的確なアドバイスをもらえることもありますよ。
まとめ
どんなお母さんもそれぞれに辛いと感じる瞬間はありますよね。
この育て方で合ってるのかな…と不安を抱えながらもお母さんは頑張っています。
ぜひ気持ちが楽になる6つの考え方を身に付け、育児を辛いと思う時間が減らしていきましょう!