居場所がない人の心理状態とは?孤独から逃れる5つの対処法

居場所がない ライフスタイル

家や職場で感じてしまう孤独感。

「家に居場所がない・・・」

「自分は職場で必要のない人間なんじゃないか・・・」

「私のことをわかってくれる人なんていない・・・」

このように、孤独感でいっぱいになってしまっているのはなぜでしょうか。

家や職場にいても、ポツンとひとりぼっちになったような、そんな気持ちに打ちひしがれてしまう状態はあまりよくありません。

ここでは「居場所がない」と感じたみんなの体験談を交えながら、苦しんでいる心をほぐすお手伝いをいたします。

まずは孤独に感じてしまう自分の心を解き明かし、居場所がないときの対処法で心をフワッと軽くしましょう!

「居場所がない」と感じてしまう原因はどれ?

居場所がない原因

「居場所がなくてつらい、どうしたらいいんだろう・・・」

こんな風に悩んでしまっているのはなぜですか?

家や職場、学校などその人によって状況に違いがありますよね。

まずはどんな原因があるのか、当てはまるものを教えてください。

原因1.家に居場所がない

「家に居場所がない」と感じている人は、どんな状況なのでしょうか。

  • 夫や家族と折り合いが合わずに居場所がない
  • 親とうまくいかずに居場所がない
  • 実家で親と暮らしているけど肩身が狭い
  • 定年後、家に居場所がなくなった

このように「家に居場所がない」と感じている人は、実は世の中に山ほどいます。

それも子どもから老人まで「家に居場所がない」と感じてしまうのは、とても寂しいことですよね。

この場合の大きな原因は、自分と家族がうまくいっていないことがあげられます。

しかし、家族とけんかをした訳でもない人であれば、何かしらの肩身が狭く感じてしまう理由があるのでしょう。

原因2.職場に居場所がない

「職場に居場所がない」と感じてしまうことも、男女年齢問わずよくあります。

  • 誰にも声をかけてもらえない
  • 休憩中にひとりになってしまう
  • 話についていけない
  • 自分だけ浮いている気がする
  • 能力がなくて仕事ができない

このように、職場にいる間にも色々なことが起きています。

「職場は仕事をする場所」と割り切ろうとしても、心が苦しくなっている人がここに当てはまります。

「仕事を辞めてしまいたい」と思ってしまう原因の多くは職場の人間関係です。

退職してしまえば解決するように感じますが、簡単には決断できないのが職場に居場所がないときの苦しいところですね。

原因3.ママ友グループに入れない

「ママ友グループに入れない」という悩みも多くのママが抱えています。

子どもの幼稚園やサークルなどに行くと、ママ同士がぺちゃくちゃお喋りしていますよね。

それを見ると孤独感を感じてしまったり、大きな不安感に襲われてしまったり・・・。

育児ストレスがある上に、こうしたママ友同士の悩みがつきまとってしまうと心底疲れてしまうでしょう。

原因4.近所づきあいができない

「近所づきあいができない」という原因で、居場所がないと感じてしまうのも理由があります。

  • 新しい土地に引っ越して来たばかり
  • 挨拶しても無視される
  • 自分と年代が違いすぎる
  • 姑の仲間ばかりだから

近所づきあいがうまくいかない人の多くは、新しい土地での生活がはじまった人です。

結婚を機に夫の実家で同居暮らしをはじめたお嫁さんにとって、近所の人とは距離感を感じてしまうもの。

自分と同じ年代の人であればまだしも、うんと年上の人ばかりでは話も合わなかったりしますよね。

ちょっとしたすれ違いが積み重なってしまい、「居場所がない」と感じているのかもしれません。

原因5.親戚の中に居場所がない

「親戚の中に居場所がない」と感じてしまうのは、こんな時ではないでしょうか。

  • 嫁ぎ先の親戚の輪に入れない
  • 親戚が集まった時の疎外感
  • 親戚から嫌味を言われる

夫の親戚こそ赤の他人と感じてしまい、お嫁さんの多くは居心地の悪さを感じてしまいます。

こんな居心地の悪さはたとえ自分の親戚でも同じで、子どもの頃からと折り合いが悪く、お盆や正月で親戚が集まる日は気が重くてたまらないと感じる人もたくさんいます。

親戚の人というのはただの血のつながりでしかなく、お互いの普段のことなどほぼ知らないために、気持ちのすれ違いが起こりやすいものです。

原因6.世の中に居場所がない

「世の中に居場所がない」と感じてしまっている人は息を吸うだけでも苦しいのではないでしょうか?

家にも学校にも居場所がない不登校の子どももいますが、大人でも自分の居場所が見当たらなくて苦しくなることがあります。

この気持ちのままでは、明日1日を過ごすだけでも苦しいはず。

何とかして「世の中に居場所がない」という気持ちから脱出しなければなりません。

「居場所がない」と感じる時の心理状態

居場所がない心理

「なぜ自分には居場所がないと思ってしまうのでしょうか?」

こんな風に感じた時こそ、自分の心理状態を知りましょう。

「居場所がない」という気持ちになってしまうのは、心に何かが起きているサインです。

自分の心は自分が知ることが大切です。

ほかの人には誰にもわかってもらえなくても、自分がわかってあげましょう。

心理1.孤独感

心理2.絶望感

心理3.自信喪失

心理1.孤独感

居場所がないと感じている人は大きな孤独感を感じているはずです。

「自分は誰からも必要とされていない人間なんじゃないか・・・」

このような気持ちにたどり着いてしまうと、自分の家なのに他人の家のように感じてしまうような、とても寂しい気持ちになってしまいます。

「人恋しくて誰かに寄り添ってもらいたい」という心の叫びに気づいてしまった時にも孤独感を感じてしまうもの。

「自分は孤独」「居場所がない」と思い詰めてしまう、そんな心理状態です。

心理2.絶望感

職場や周りの人間の仲間に入れなかったときには、絶望感を感じてしまいます。

自分の能力不足を痛感したり、人とのコミュニケーションがうまくいかなかった時には、自分の周りだけ真っ暗に見えてしまったりするものです。

1度でも深い絶望感を感じてしまうと、人と関わること自体がつらくなるでしょう。

誰かに話しかけるだけなのに、大きな不安感によって諦めてしまうようになってしまいます。

心理3.自信喪失

自分なりに努力を積み重ねてきたはずなのに、急に状況が一辺してしまうと、これまでの自分の生き方をまるで否定されているような・・・そんな自信喪失感でいっぱいになることがあります。

居場所がないと感じている人は、セルフイメージがとても低くなっている心理状態です。

とても楽しかったからこそ、急にやってきた状況に自分が対応できなかった・・・それはつまり「自分が悪い」と感じてしまっている状態。

誰かに指摘されていないのに、自分で自分を苦しめているつらい心理状態です。

「居場所がない」と思う人の5つの特徴

居場所がない人の特徴

孤独になってしまう人にはどんな共通点があるのでしょうか?

「居場所がない」」と思う人には共通する5つの特徴があるので、今の自分に当てはまるものがないか確認してみましょう。

とくに、どこへ行っても「居場所がない」と感じやすい人ほど当てはまる点が多いはずです。

そして、この特徴に当てはまるから「居場所がない」という意味ではなく、どちらかといえばそうなりやすいタイプだということを頭に入れておくといいですね。

特徴1.ひとりになることに抵抗がある

ひとりでいる自分は受け入れがたく、「ひとりでいるのを見られたくない」と思ってしまう人ほど「居場所がない」と感じやすいです。

中には「ひとりの方が気楽」というタイプの人もいますが、そうではない人は「ひとりでいるよりマシ」と考えて誰かのそばにいたり、グループに入りたいと考えます。

子どもの頃から根付いた心理でもあり、大人になっても「ひとりはイヤ」と思いやすい人です。

特徴2.嫌われることがつらい

「誰からも必要とされてない」と感じてしまう心理をひっくり返すと、「嫌われることがつらい」という気持ちになります。

「グループや環境になじめない人=嫌われている人」と深層心理で感じていることから、無理にでも周りの人に合わせようとして、ひとりぼっちから遠ざかろうとする傾向があるタイプです。

無理をしているからこそ話が合わなくなってしまい、どんどん苦しくなってしまう人が多いです。

特徴3.他人と比較してしまう

つい他人と自分を比較してしまっては、悪い自己評価をつけてしまうタイプの人も「居場所がない」と感じやすいです。

この反対の行動をする人が「自慢をして自己評価を上げる」タイプです。

どちらにしても、他人と比較ばかりしてしまう人は常に心が不安定になってしまい、勝手に自分自身を沼におとし入れているような・・・そんな心理状態に陥ってしまうでしょう。

特徴4.一歩踏み込めない

何人か集まっておしゃべりをしているとき、いつも遠慮をして自分の意見を言えない人も「なんだか居場所がない・・・」と感じてしまうはず。

聞く側に徹することができる長所があることに気づかず、そもそも話の内容が自分に合っていないことにも気づいていない人が多いでしょう。

無理をして合わせようとして、自信喪失してしまうタイプの人がたくさんいます。

特徴5.「迷惑では」と考えてしまう

人づきあいをもう一歩踏み込むことができない人は、「誘いたいけど迷惑かもしれない」という感じで何かと「迷惑では」と引いてしまうことが多いです。

友達になりたくても連絡先を聞けない、気が合うと思う職場の人をプライベートな付き合いに誘えないということでストレスを感じてしまうもの。

そんな自分に嫌気が差したとき、「自分がもっとこうだったら・・・」と理想的な人物を思い描いていたりと、自分に自信がないことが原因だったりします。

居場所がないときの5つの対処法

居場所がない対処法

「寂しくて孤独で・・・こんなときはどうすべき?」

とても苦しくて孤独感を感じている自分をいち早く解放してあげましょう。

「居場所がない」と感じるときこそ、自分が変われるターニングポイントなんです。

自分を見つめることができるからこそ、好転することができますよ!

ここでご紹介する「居場所がないときの5つの対処法」を一つずつ試してみてください。

読み終えるころにはきっと、心がフワッと軽くなっているはず!

対処法1.「理想的な自分」を考える

「居場所がない」と感じてしまう自分には、色々な原因や特徴がありました。

とくに「自分に自信がない」ことが大きな原因だったと思います。

では、どんな自分だったら居場所が確保されますか?

明るくてニコニコしている
仕事ができる
コミュニケーションが上手
いつも綺麗で魅力がある
・・・

など、理想的な自分を考えてみましょう。

ここで気づいてほしいのが、周りにこんなに完璧な人は1人もいないということです。

つまり、自分で理想を高めてしまっているだけで、今のあなたのままでも「居場所はある」という結論にたどりつきます。

「こうじゃなきゃいけない」と思い込んでしまい、その場にいる自分の評価を下げていることが「居場所がない」根本的な原因です。

そして先ほどあげた「理想的な自分」こそ、「自分に足りない」と感じているモノですよね。

その自分になる努力をすれば、「居場所がない」自分から脱出できるということです。

スキルアップをしたり、女子力アップを心がけるだけでも、自分の自信につながりますよ!

対処法2.その場しのぎを身につける

自分の居場所に悩んでしまう人は、「その場しのぎ」を身につけることもおすすめします。

「話についていけない」と感じたり、ひとりぼっちになったときこそ、気持ちをサッと切り替えて行動に移しましょう。

  • 先に帰る
  • 仕事に戻る
  • スマホをいじる
  • トイレに行く

ひとりで行動していても、周りの人はとくに気にかけていません。

無理にその場にいることを避けてしまえば、自分を無下にせずに済みます。

自己防衛策として身につけてしまえば、どんな状況でも気持ちを切り替えることができますよ。

ひとりの時間を有意義に過ごせるようになると大きな強みになり、自信がついたときには魅力的な人間として周りから評価されるでしょう。

対処法3.本当の居場所を探す

心の底から「居場所がない」「誰とも合わない」と感じるなら、環境を変えるときかもしれません。

それはたとえ家族であっても、合わないときは仕方がないものです。

そのときの環境がストレスやひずみを起こしている可能性もあるので、少し離れるだけでも元のように良好な関係に戻ることもよくあります。

人間関係に大きな不満を抱えてしまっている人は、「居心地がいい」と感じる居場所を自ら探すという行動も起こしてみるのも大切です。

ただ、結婚している人が環境を変えるのはなかなかむずかしいこと。

そんなときは、趣味を通してほかの人と共感する気持ちを味わってください。

「楽しい・嬉しい」といった幸福感が孤独感を打ち消してくれますよ。

対処法4.今の自分を受け入れる

「居場所がない」という寂しさを感じている人こそ、今の自分を受け入れてください。

ありのままの自分を丸ごと受け止められるのは自分だけです。

自分を好きになると、たくさんの長所が見つかるでしょう。

そして、今の自分のままでも居場所はあるということに気づいてください。

自分の心に「ここにいてもいいんだよ」と居場所を与えてあげましょう。

ここまで頑張ってきた自分を褒めてあげてください。

対処法5.割り切ってしまう

悩んでしまう人間関係は、「割り切ってしまう」ということも大切です。

夫や家族、ママ友コミュニティ・・・色々な人と関わっていくたびに「居場所がない」と悩んでしまうと精神的にもちません。

人間関係に理想を描いている人は、1度ポイッと捨てましょう。

夫との関係に悩んでいる人も、腹8分目くらいの気持ちで付き合ってみてください。

「ほどほどに付き合う」ことで悩みも減ります。

そして周りに振り回されることもうんと減るでしょう。

どこか冷たい人間に感じるかもしれませんが、狭く深く関わるより、広く浅く付き合って行くほうが長続きしますよ。

「居場所がない」のはこんなとき!みんなの体験談

居場所がない体験談

「居場所がない」と感じてしまうのはみんなも同じ。

ここでは「居場所がない」と感じたときのみんなの体験談をいくつかご紹介していきます。

自分だけじゃないんだと思えると少し安心しますよね!

体験談1.どこにも居場所がない

@ayaha_rb_grcacさんは職場で孤独感を感じてしまっているようです。

自分のことを「いらないひと」と表現してしまうほど、思い詰めているのがわかります。

体験談2.家にも学校にも居場所がない

「家にも学校にも居場所がない」と感じてしまう学生は実はたくさんいるんです。

もし不登校になっても家族が受け入れてくれなければ、家にいることもままならないでしょう。

子どもの「居場所がない」問題は根が深く、親としての対応が大きく影響しています。

体験談3.40代独身で居場所がない

輝いて見える同級生がいるとつい、自分を自己否定してしまうもの。

とくに40代以上になると孤独感が強くなり、独身の人ほど比較してしまうようです。

体験談4.親戚の家でくつろげない

「親戚の家でくつろげない」と感じる人はたくさんいますよね。

自分の親戚だからくつろげるとは限らなず、こうして悩んでしまう人は多いです。

体験談5.定年後の居場所について

@Haruchan_cafeさんは引きこもりの人の暮らしについて考え、家族でも毎日顔を合わせることでストレスを感じてしまうことに危惧したようです。

引きこもりの人はやはりどこにも居場所がないと感じてしまいがちです。

家族が居場所をつくってあげるのも手ですね!

まとめ

「居場所がない」と思い詰めてしまう人は、人間関係を正面から考える真面目さを持っています。

これまで頑張ってきた自分をとことん褒めてあげましょう。

そして、肩の力を抜いて、もっとワガママに生きてみてはいかがでしょうか。

「なーんだ、こんなに簡単だったんだ」とわかる日がきっと来ます。

目の前のことにこだわりすぎず、自分の心をほぐしてみてくださいね!