感謝の気持ちを伝える贈り物としてよく使用される花。
「お世話になったあの人、感謝の意味をもつ花を贈りたいけど、どんな花を贈ればいいんだろう」と迷いますよね。
お相手の好みの色や種類のものを選んだのに、花言葉の意味がそのシーンに合わないものだったというケースも少なくありません。
そんなことにならないようにこの記事では、花言葉が「感謝」を表しているお花を状況別にご紹介します。
新鮮で良い花を選ぶポイントやネガティブな意味を持つ花も紹介しているので、参考にしてくださいね。
贈る際に花言葉も意識して、感謝の気持ちを伝えましょう。
1.シーン別 花言葉の意味が「感謝」の花15選
花言葉が「感謝」を表しているお花を以下の状況別でご紹介します。
「感謝」の中でもニュアンスがかなり細かく分けられており、使い分けたいところ。
感謝の気持ちを込めて花を贈ろうと考えた際に、参考にしてくださいね。
転職や退職する上司や先輩へ贈る花
ヤグルマギク
「感謝」という花言葉以外に「教育」という花言葉も持つヤグルマギクは転職や退職の時に選択するお花にぴったりです。
ヤグルマギクの花言葉は、王妃がヤグルマギクを摘みながら王子たちを教育したということが由来となっています。
自分を教育してくれた方への贈り物として大活躍するお花です。4月から6月に最盛期を迎えるお花です。
トルコキキョウ
「優しさ」や「思いやり」という花言葉を持つのがトルコキキョウ。
白が混ざった上品な色合いが特徴で、花束にした時のボリュームもバッチリです。
自分に親切にしてくれた方に贈りたいお花です。
8月に最盛期を迎えるお花で、ひまわりと並んで夏のイメージがあるお花。
先輩や先生に贈る花
スイートピー
「優しい思い出」「門出」「別れ」などの意味があるスイートピーは先輩や先生との別れに最適のお花です。
青春の甘酸っぱい思い出を込めた別れに似合うロマンティックな花言葉。
小さな花がいくつか集まった可愛らしい見た目も人気の理由。
1月の花と知られており、春の訪れを知らせる花でもあります。
白いバラ(白いミニバラ)
「尊敬」や「約束を守る」といった花言葉を持っているのが白いバラです。
お世話になった先生や先輩に贈りたい使い勝手の良いお花です。
薔薇好きの方はかなり多いので、迷ってしまった時にもおすすめです。
5~6月に最盛期を迎える花ですが、基本的には一年中手に入る優秀なお花。
黄色のガーベラ
「感謝」という花言葉の他に「崇高美」という意味を持っているのが、ガーベラ。
崇高美は憧れよりも強い感情なので、先生や先輩に贈りたい素敵なお花です。
憧れていると面と向かって言い難くても花言葉を利用し、伝えることが可能になります。
3〜5、9〜11月の二回最盛期を迎えます。一年に2度最盛期がある珍しいお花。
ダリア
カラフルな色があるダリア。このダリアも「感謝」という花言葉を持っています。
ダリアは珍しく、お花屋さんではあまり見かけないものになります。
必要という方は必ず確認、注文してからお店に出向きましょう。
7~10月に最盛期を迎えるお花で、夏から秋にかけてのイメージがあります。
送別会の際に贈る花
ホワイトレースフラワー
「感謝」以外に、「繊細」「悲哀」という花言葉を持っているのがホワイトレースフラワーです。
新しい門出を祝うお祝いの気持ちと、別れになってしまう寂しさが詰まったお花。
白くて小さな見た目なので、感謝と寂しさが混じった繊細な気持ちを相手に伝えるのに最適なお花です。
ホワイトレースフラワーは一年草と呼ばれるものなので、一年中安定して手に入ります。
白のダリア
ダリアの中でも白いものは「感謝」という花言葉を持っています。
白いダリアは珍しく、お花屋さんではあまり見かけない色味のものになります。
事前に予約をし、在庫をしっかり確保してから来店しましょう。
他の色味のダリアと同じで、7~10月に最盛期を迎えるお花。
相手の幸福をねがう際に贈る花
カンパニュラ
「感謝」以外にも「誠実」「節操」という花言葉を持った花です。
自分の感情を抑え、お相手の幸せを祈っているという気持ちの方におすすめ。
言葉で伝えるのは恥ずかしくても花言葉を利用すれば伝えやすくなります。
4~6月に最盛期を迎えるお花です。
キキョウ
「気品」という意味を持つ花で、相手の幸せを願う際の贈り物に人気となっているお花です。
上品な見た目の花なので年代問わず喜ばれ、相手の幸せを願うお花なので活躍の機会も多くオススメです。
最盛期は5~6月になります。
カスミソウ
恋人や家族・親しい人への感謝の意味がある花です。かすみ草はどんなお花屋さんでも取扱のある非常にポピュラーな花。
花を贈りたいと考えたものの、好みの花を購入するための時間が足りないという場合にも大活躍します。
一つ一つの花は小さいですが、花束にするとかなりの存在感を放ちます。
一年中見かけるかすみ草ですが、最盛期は5~7月になります。
サルビア
「尊敬」を表すサルビアは、贈り物としても非常にポピュラーな花です。
中でも赤は特に「燃える思い」を意味し、気持ちの強さを表現するのにぴったりなお花。
サルビアは5~11月に最盛期を迎える花で寒い時期以外全てになります。
ベルフラワー
「感謝」という花言葉以外に「誠実」「楽しいおしゃべり」という意味のあるお花です。
誠実の意味を込めることでより強い感謝の気持ちに。
自分に良くしてくれた相手への感謝が伝わる使い勝手の良いお花。
ベルフラワーの旬は春から夏なので比較的長期間楽しめるお花です。
ゼラニウム
ゼラニウムは「感謝」だけでなく「尊敬」「育ちの良さ」という花言葉も持っています。
相手の幸福を祈る気持ちとともにお相手への感謝を伝える際に選んでおきたい花です。
また、かなり長期間花を咲かせる花でもあるので一年中手に入りやすくおすすめです。
5~9月に最盛期を迎えるお花です。
アイスランドポピー
「感謝」という意味以外にも「思いやり」という意味を持つのがこのアイスランドポピーです。
相手を思いやり、幸せになってほしいという気持ちを伝えたいときに選択するようにしましょう。
3~5月に最盛期を迎えるお花です。
2.新鮮で良い花を選ぶポイント
感謝を表したい相手へ状況別にご紹介してきました。
ここからは新鮮で良い花を選ぶ以下の4つのポイントをご紹介していきます。
それぞれ見ていきましょう。
花屋の外観・内観ともに綺麗か
花屋の環境は花の品質に直結します。
店内の手入れが行き届いているお店は、花の手入れもしっかり行なっている可能性が高くなります。
清潔感があり、花の展示がシンプルで見やすいお店を選択しましょう。
花1本単位の値段を表示しているか
花言葉を重視して花を贈る際に本数も重要な要素となるケースがあります。
また、全体のバランスを見たときに本数の増減対応が可能なように、花一本単位の値段を表示させているお店を選びましょう。
茎が太く、花がたくさんついているか
長持ちする花を選ぶときに茎が太い花を選択するということは非常に重要です。
健康的な花を選ぶことで花の美しい様子を長時間楽しむことができます。
また、花の数が多いものを選ぶことで同じ本数でも印象がより華やかになるのでオススメ。
花びらの色が濃いか
花びらの色の濃さもかなり重要です。
健康的な花の花びらははっきりとした濃い色味のものが多く、遠目から見るとその違いは一目瞭然。
花びらの色の濃さと色味にムラがないかどうかをしっかりチェックしましょう。
3.他の意味の花言葉を持つ花6選
花言葉の意味が感謝の花や、新鮮で良い花を選ぶポイントをお伝えしていきます。
ここからは、感謝以外の意味を持つ花言葉を以下の二つに分けてご紹介していきます。
それでは、見ていきましょう。
用途に合わせて贈りたい花
「感謝」という意味を持つ花以外にも贈り物に最適な花言葉を持つ花がいくつかあります。
あなたの気持ちや、用途に合った花を選択しましょう。
ガーベラ
「応援」という意味を持つ花として有名なのがガーベラ。
「我慢強さ」という意味も持っており、贈りたい相手の背中を押すときに最適なお花です。
色のバリエーションも豊富なので相手のイメージに合わせたものを選択するのもおすすめ。
最盛期は3~5、9~11月の二回になります。
薔薇
愛という意味を持つ花の中でも代表格なのが、薔薇です。
特に赤いバラには「情熱」、「熱烈な恋」などの意味も含まれているのでより強いメッセージとなります。
プロポーズや告白にも使用されるロマンティックなお花です。
バラの旬は10~11月になります。
マリーゴールド
「友情」という意味を持つマリーゴールドは友人へ贈りたい花の代表格です。
オレンジ色の花が可愛らしく、元気になれる色味の花です。
しかし、「別れの悲しみ」などのネガティブな花言葉も持っています。
花言葉を誤解されないようにメッセージカードを添えることをおすすめします。
初夏から初冬までが旬の、長い期間楽しめるお花です。
送るときは気をつけて!ネガティブな花言葉をもつ花
贈り物に最適な花言葉を持つ花ばかりではなく、贈る際に注意が必要なものもあります。
そういった花を贈り物のシーンで選ぶことのないように、しっかりチェックしておきましょう。
アネモネ
「恋の苦しみ」や「見捨てられる」「見放される」などの花言葉を持っています。
見た目がかなり美しい花なので、好きだという方も多いようです。
ポジティブな意味の花言葉もある花なので、メッセージカードを添えるのを忘れないようにしましょう。
2~5月に最盛期を迎える花です。
黒百合
「呪い」「復讐」という意味を持つ、かなりネガティブな花言葉を持つ花です。
花屋さんでもあまり見かけることはありませんが、見た目はかなり美しく、好んでいるという方も多いようです。
5~8月に最盛期を迎えるお花です。
ロベリア
「悪意」という花言葉を持つ珍しい花。
悪意という意味がついた理由としては毒がある花だからだそうです。
あまり贈り物として選ばない花ではあるものの、花言葉を知っておくと安心です。
ロベリアの旬は4~6月になります。
まとめ
花だけでなく花言葉を記載したメッセージカードを合わせて贈ることで、その心遣いに感動するはず。
また、花言葉を知っておくことで失礼なチョイスをすることも避けられますね。
感謝の気持ちをより強く伝えるためにも花言葉はかなり有効です。
花言葉を利用し、少し恥ずかしくて言いにくいような感謝の気持ちもしっかり相手に伝えましょう。