ほとんどのお家で大半を占めるフローリング。
「掃除機だけじゃきれいにならない・・・」
「キッチンの床の油汚れがとれない・・・」
掃除機をかけてはいるけどいつの間にかついたフローリングの汚れに悩んでいる人もいるのではないでしょうか。
フローリングは、正しく掃除をすれば汚れがたまらずキレイに保つことができます。
今回は、フローリング掃除の正しいやり方や汚れの原因別の掃除の仕方を紹介します。
おうちのフローリングをピカピカにしてみましょう!
目次
正しいフローリング掃除の方法
気づけば埃や汚れが溜まっていくフローリングは、毎日快適に生活するためにも綺麗な状態を保ちたいですよね。
フローリングの掃除は、ステップを踏んで順序よく進めれば、誰でも簡単にマスターすることができます。
また、毎日目にする場所でもあるので、ちゃんとお手入れすれば結果が見えやすくモチベーションをキープしたまま習慣化させることができます。
大切なのは、順番通りにこなすこと。
ここでは4つの段階別にフローリングの掃除方法をご紹介していきます。
【Tips】フローリングの掃除方法
ステップ1.モップやワイパーでホコリやごみを取り除く
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フローリング掃除は、まずは掃除機をかけて埃を取り除くという方も多いのではないでしょうか?
しかし、正しい順番としてはモップやワイパーで埃やゴミを取り除くところから始めていきます。
いきなり掃除機をかけてしまうと、排気でホコリを舞い上げてしまい余計に部屋を汚しかねません。
正しいステップを踏めば、より綺麗に掃除を行うことができますよ。
ステップ2.掃除機をかける
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モップがけが終わったところで、次に掃除機をかけていきます。
モップやワイパーがけで残ったゴミを重点的に吸い取るつもりで 、部屋の隅や溝部分を重点的に行いましょう。
掃除機でも届かないような角部分は、細口ノズルなどを上手に活用して丁寧にかけます。
ステップ3.水拭きをする
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フローリングは汚れていないように見えても、いざ拭き取ってみるとびっくり!
しかし、水拭きをあまりやりすぎると、床材を痛めてしまったり水跡が汚く見えてしまうこともあります。
オススメは、2週間に1回程度、霧吹きで吹いた水を乾いたクロスで拭くことです。
フローリングを長時間濡れたまま放置すると、変色やひび割れの原因になりますので、濡れたフローリングは早めに拭き取るようにしましょう。
ステップ4.乾拭きをする
フローリング掃除の仕上げは、乾拭きです。
水拭きで汚れを取り除いた後に、乾いた布で水気をきちんと拭き取りましょう。
水拭きの後に乾拭きをすると床材の持ちが良くなるだけでなく、フローリングが光って見た目も良くなります。
ひと手間が面倒くさいと思うかもしれませんが、仕上がりに大きな違いが出てきますので、ぜひ乾拭きまでやりきりましょう。
【汚れの原因別】フローリングの掃除の仕方
フローリングの汚れと言っても、その種類はさまざまですよね。
ここでは、特にお悩みの方が多い3つの汚れについて、それぞれ掃除方法をご紹介します。
原因1.油汚れ
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原因ひとつ目は、キッチン周りで気になる油汚れです。
キッチンの床が油で汚れてテカテカになってしまい、そのままにしておいたら気づけば汚れが取れない!なんてことありませんか?
水で拭き取るだけでは落ちない頑固な油汚れは、「重曹」を使うことで簡単にお手入れが可能です。
油やたんぱく質を分解する性質をもつ「重曹」は、油汚れを取り除く最強の武器と言えます。
【フローリングの油汚れの落とし方】
準備するもの:スプレーボトル、重曹、水、雑巾
- スプレーボトルに水500ml、重曹を大さじ山盛り1杯入れる
- 油汚れの気になるところにスプレーする
- 水拭きをする
- 乾拭きをする
原因2.カビ
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梅雨の時期や湿度が高い状態が続くと気になるのが「カビ」
フローリングの上にマットやカーペットを敷いたままにしておくと、気づいたらカビが発生していた、なんてことありませんか?
身体への害が心配なカビは、普段からこまめに取り除いておきたいところ。
そんな時、間違っても掃除機でカビを吸ってはいけません。
なぜなら、カビ胞子を部屋中にまき散らすことになります。
カビには、アルコールスプレーを吹きかけて優しく拭き取ると良いですよ。
原因3.黒ずみ
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フローリングの黒ずみは、足裏などの皮脂が原因のひとつとされています。
家族が多いご家庭だと人の出入りも頻繁になり、より黒ずみが気になってしまいますよね。
住居用の中性洗剤を使うのももちろん良いですが、皮脂汚れには「食器用洗剤」が有効です。
わざわざ掃除用の洗剤を買うのはもったいないという方に大変オススメです。
ぬるま湯に食器用洗剤を数滴垂らした水で拭くと、とても取れやすくなりますよ。
【フローリングの黒ずみの落とし方】
準備するもの:食器用中性洗剤、バケツ、雑巾
- バケツにぬるま湯を入れる
- 食器用洗剤を小さじ1入れる
- バケツに雑巾を浸し、固くしぼる
- 黒ずみが気になるところを拭いていく
- 洗剤のついていない雑巾で水拭きをする
- 乾拭きをする
フローリングを掃除するときの3つの注意点
フローリング掃除の際に注意すべきことは3つあります。
3つの点をしっかり守れば、今まで以上にピカピカのフローリングをキープすることができるので、ぜひ気をつけてみてください。
注意点1.アルカリ性洗剤はワックスを剥がしてしまうからNG
床のコーティングにワックスを塗っているという方も多いかと思いますが、ワックスを塗布したフローロングにNGなのがアルカリ性の洗剤です。
アルカリ性洗剤の代表格とも言えるのが、重曹やセスキ炭酸ソーダ。
水に溶かすとどんな汚れでも簡単に落としてくれる重曹水は、スプレーボトルに入れて常備している人も多いですね。
しかし、そんな万能洗剤である重曹水も、ワックスを塗ったフローリングに使用するのは基本的にNG。
アルカリ性の洗剤は、油を分解してくれる効果が高いことがメリットですが、ワックスやフロアコーティングの主な成分も油。
よって、せっかく塗ったワックスやコーティングが剥がれてしまうことになりかねません。
フローリングを拭き掃除する際は、洗剤の成分に気をつけるよう心がけましょう。
注意点2.水拭きは月に1回程度でOK
皆さんは水拭き掃除をどのくらいの頻度で行なっていますか?
「洗剤を使うわけじゃないから週に数回はしている」という方も多いのではないでしょうか?
正しい水拭きの頻度は、月に1回程度でOKなんです。
あまりやりすぎると、床のワックスが剥がれてしまうこともあります。
それでも汚れが気になる場合は、水拭きした後の乾拭きをしっかり行うとよいでしょう。
乾燥した状態をキープすることが、綺麗なフローリングを保つコツですよ。
注意点3.部屋の奥から入り口に向かって掃除する
フローリング掃除をする時は、どこから始めていくのかという順番も大切になってきます。
基本的な順序としては、部屋の奥から入り口に向かっていくのが良いでしょう。
出入りの多い入り口付近から掃除し始めると、部屋を行き来する間にせっかく綺麗にした場所をまた汚してしまいます。
正しい順番を守って掃除することで、綺麗な状態をより長くキープできますので、ぜひ心がけてみてくださいね。
フローリング掃除で使える!おすすめ便利グッズランキング
フローリング掃除の意欲が湧いてきたという皆さん、掃除に必要な便利グッズは揃っていますか?
最近では100円ショップでも様々なお掃除グッズが販売されており、上手に使えば低コストで家中を綺麗にすることもできます。
「お店に見に行っても、お掃除グッズがありすぎてどれがいいのか分からない!」
そんな方のために、オススメの便利グッズを厳選してご紹介します。
【第5位】万能マイクロふきん|キャンドゥ
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洗剤不要でしっかり床の汚れを取ってくれる、キャンドゥの万能マイクロふきん。
濡らしてフローリングを磨くもよし、最後の仕上げとして乾拭き用にするもよしな万能さが人気の理由です。
乾拭きなら、テレビや家電、液晶ディスプレイを拭くこともできて便利ですよ。
あらゆる場所で使うことができるので、常備しておくという方も多いようです。
2枚で108円というのもコスパ抜群で嬉しいですね。
買える場所:キャンドゥ
価格:108円(税込)
【第4位】床ワイパーボックス|セリア
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フローリング掃除は、身体への負担も少ないワイパー派という方も多いですよね。
そんな方にオススメなのが、セリアの床ワイパーボックス。
そのままだとかさ張りがちなワイパーも、おしゃれなボックスに収納しておけばいつでも簡単に取り出しが可能になります。
ワイパーやシートもセリアで購入できますので、手軽にフローリング掃除のグッズを揃えてみてはいかがでしょうか?
買える場所:セリア
価格:108円(税込)
【第3位】クイックルワイパー立体吸着ウエット|花王
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第3位は、言わずと知れたフローリング掃除の定番グッズ、「クイックルワイパー立体吸着ウエットシート」
埃や髪の毛などをしっかり吸着するだけでなく、ベタつきも拭き取ってくれるので仕上がりもカラッと爽快に。
お近くのドラッグストアで手に入る便利さも魅力ですね。
32枚入りと大容量なので、汚れが気になった時にすぐお手入れがしやすく、日常使いするにももってこいです。
【第2位】フローリングマジックリン|花王
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フローリングのワックスがけと聞くと、時間も手間もかかるので面倒くさいという方も多いのではないでしょうか?
そんな方には、ワックスがけも同時にできてしまうタイプの洗剤「フローリングマジックリン」をオススメします。
床の汚れを取り除いてくれるだけでなく、ワックスコーティング成分も配合されているので床はピカピカ!
しかも3分で乾燥するので、時間がない時や小さなお子さんがいらっしゃるご家庭、ペットが舐めないか心配というご家庭でも、安心して使えますよ。
【第1位】フローリングワイパー|セリア
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堂々第一位は、100円とは思えないしっかりした作りが大人気、セリアのフローリングワイパー。
カラーは3色展開ということもあり、部屋の雰囲気に合わせてセレクトできる点も魅力です。
お手頃価格なので、部屋ごとに置いておけば都度汚れを取り除くこともできますね。
買える場所:セリア
価格:108円(税込)
【掃除が面倒くさい人へ】フローリングの掃除を業者に頼もう!
日々忙しく過ごしていると、なかなか掃除する時間を確保できないという方も多いのではないでしょうか?
「普段からしっかり掃除はしているけど、たまにはプロの技でメンテナンスしたい!」
「フローリング掃除のコツは分かったけど、実行する時間がない!」
そんな時には、思い切って掃除のプロに頼んでしまいましょう。
フローリングの掃除を頼めるおすすめの業者3選
業者に依頼したことのない方にとっては、費用や所要時間、掃除内容など分からないことばかりですよね。
ここでは、フローリング掃除を安心して頼めるオススメの業者をご紹介します。
それぞれ細かく比較してみましたので、業者選びの参考にしてみてくださいね。
業者1.ダスキン
フローリングも化学床材にも対応したダスキンのフロアクリーニング。
専用の資器材を使って床をきれいに磨いたあとワックスまでかけてくれるので、きれいな床をキープすることができるのです。
また、国内最大手という安心感にくわえて、信頼と実績がありますよ。
- 料金:8,578円(税込) 〜
- 掃除内容:洗浄、ワックス
- 化学タイルやクッションフロアなど、どんな床にも対応しているので、ご自宅の大切な床を傷つけたくない方にオススメ!
業者2.おそうじ本舗
忙しい方にも大変オススメな「LINE無料見積もり」が好評のおそうじ本舗。
LINEで依頼したい部屋の写真を送信するだけで、すぐに見積もりをしてくれます。
また、掃除のプロだからこそできるきめ細かなサービスが魅力です。
3種類のワックスの中からライフスタイルに合わせて選ぶことができます。
さらに古くなったワックスをしっかり剥がしてからワックスを塗るという「ハクリ&ワックス仕上げ」は、床をピカピカにしてくれますよ。
- 料金:洗浄&ワックス仕上げ 1,000円〜/1帖、ハクリのみ 2,000円~/1帖、ハクリ&ワックス仕上げ 3,000円~/1帖
- 掃除内容:洗浄、ワックス仕上げ(エコワックス、抗菌ワックス、高耐久ワックス)
- 現在の床の状態を徹底的にチェックし、床の状態に合った最適な提案をしてくれるので、お掃除初心者という方にオススメ!
業者3.おそうじ専門店クリーンクルー
フローリング掃除の他にもエアコンや換気扇掃除など、気になる箇所を組み合わせてお得に頼めるクリーンクルー。
定期的なメンテナンスとして利用しやすいことも人気の理由です。
クリーンクルーは、フローリングの油汚れや黒ずみを床材に合わせた洗剤ですみずみまで丁寧に手洗いしてくれます。
- 料金:床おそうじ 12,000円〜、床(フローリング)剥離 15,000円〜、床(フローリング)ワックス 12,000円〜
※20㎡以上は1㎡毎におそうじプラス¥500、ワックスプラス¥500、剥離プラス¥800 - 掃除内容:ほこり除去、洗浄、拭き上げ、ワックス
- 気になる所はないかしっかり確認してくれ、普段の床そうじ・お手入れのコツも教えてくれるので定期的に業者に頼めない人にオススメ!
よくあるQ&A
些細なことだけど疑問に感じていることがあると、なんだか落ち着きませんよね。
お掃除に関する悩みや疑問も人それぞれ。
ここでは、フローリング掃除にまつわるよくある疑問点をまとめてみました。
Q1.フローリング掃除をする時間帯はいつがいい?
オススメの時間帯は、朝起きてすぐです。
夜のうちに溜まった埃がまき散らないように、朝行動する前にさっとお掃除すると良いでしょう。
起きてすぐ掃除することで、気持ちも晴れやかになりスッキリした気分で1日を過ごせるというメリットもありますよ。
Q2.お掃除ロボットでもきれいになる?
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勝手に掃除をしてくれるお掃除ロボットは、掃除機では届かないような部屋の角や隙間に溜まったゴミも、しっかり取り除いてくれます。
ただし、正しい使い方をする必要があることを覚えておいてください。
それは、お掃除ロボットを使う部屋の床にはなるべく物を置かないことです。
障害物があると動きが止まってしまうことがあるので、不必要なものはあらかじめ退けておきましょう。
お掃除ロボットを使うことで、掃除に時間が取れない方でも清潔さをキープできますね。
また、部屋に余計なものを置かなくなるので、自然と綺麗な状態を保てるというメリットもあります。
Q3.ワックスは絶対にかけるべき?
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ご自宅のフローリングを長く使い続けたいという方には、ワックスがけは必要と言えます。
ただし、ワックスがけをすると定期的なメンテナンスも必要になってくることを覚えておきましょう。
具体的には、①ワックスを塗る→②1年に1度上塗りする→③3~5年に一度ワックスを全て剥がし、再度塗り直す。
この繰り返しです。
定期的にメンテナンスすることが面倒という方や、フローリングが傷んでしまったら張り替えればいいという考えをお持ちでしたら、ワックスがけは必要ないでしょう。
ワックスがけは時間も手間もかかる作業になりますので、ご自身がどうしたいかを考えた上で決めることが大切です。
まとめ
我が家で快適に過ごすために欠かせない掃除ですが、そのなかでも特に目につきやすいフローリングは常に綺麗な状態を保ちたいもの。
ピカピカに磨かれた埃のないフローリングは、心身共に健やかな生活に欠かせませんよね。
今まで自己流でやってきたという方も、是非掃除スタイルを見直してみてください。
きっと新しい発見や気づきがあることでしょう。