地震や火災など災害があったときに頭を守る大事なアイテムの防災頭巾。
「防災グッズに防災頭巾を加えたいけどどんなものを選べば良い?」
「そもそも防災頭巾ってどこで売ってるの?」
防災頭巾の存在は知りながら、なかなか買うところまでいけない人も多いのではないでしょうか。
ここではおススメ防災頭巾とそれに代わるアイテムをご紹介してきます。
ぜひ参考にしてくださいね。
防災頭巾の4つの正しい選び方
まず防災頭巾を選ぶ時、どこを見るべきか覚えていきましょう。
見た目が可愛いから…というだけで選ぶのはNG。
防災頭巾としてどんな機能が備わっていなければいけないのかが大事ですよ。
選び方1.素材
まず防災頭巾に大事なのは素材!
何で出来ているかを見ないといけません。
防災頭巾として販売されている商品は、中わたにウレタン・難燃加工されたポリエステル・難燃わた・難燃フェルトなどが詰まっています。
つまり燃えにくい素材ということです。
ウレタンのみの中わたですとへたりやすいため、難燃ポリエステルが混ざっている物を選ぶと良いでしょう。
選び方2.耳穴があるもの
出典:instagram(@ nagoya.beautysalon.ryu.ange)
また耳穴があるものを選ぶようにすると良いです。
防災頭巾は頭をすっぽりとカバーするようにできています。
そのため周りの音が聞こえにくくなります。
危険を知らせる声がうまく聞き取れないのも困りますよね。
安全に行動できるよう、耳穴が開いているものを選びましょう。
選び方3.あごヒモはゴム
あごヒモはゴムのものを選びましょう。
非常時にどこかの下をくぐって行動することがあるかもしれません。
その際防災頭巾が引っかかり、首が閉まって危険にさらされることがあるかも…。
ゴムかすぐ切れるような素材を選びましょう。
いろいろな場面を想定して、危険は回避しておきたいですね。
選び方4.洗濯が出来ること
そして洗濯が出来るのも大事なポイントです。
特に子供の防災頭巾は洗濯出来る素材でなければいけません。
普段は学校でクッションにしているところもありますよね。
汗を吸って衛生的とは言い難い防災頭巾。
買う前にタグを見て、洗濯可能かチェックしておきましょう。
安全性バツグンの防災頭巾おすすめ6選
「防災頭巾のおススメ品を知りたい!」
「どうせならオシャレな防災頭巾がいいな」
という方必見の、おすすめの防災頭巾を集めてみました!
ネット以外にも購入できる場所はありますので、時間があれば手に取って吟味できると良いですね。
おすすめ1.日本防災協会認定 防災頭巾
出典:instagram(@shizuokajin2016)
まずおススメしたいのがshizuokajin2016さんがご紹介する日本防災協会認定品の防災頭巾です。
名前の通り、防災協会からお墨付きをもらっている商品ですね。
選ぶポイントでもお話した耳穴やあごヒモがゴムであったりと、しっかり考えて作られています。
名前や住所を書く欄も大きく貼ってあり、防災に適している間違いなしの商品です。
おすすめ2.セーフティークッションES
出典:instagram(@miyuuukawachiii)
こちらも日本防災協会認定のアルミ加工された防災頭巾です。
耐熱耐火加工がされているため、熱に強く炎から頭を守ってくれます。
また、洗濯しても防災試験に合格するというお墨付き!
信頼度の高い防災ずきんですよ。
おすすめ3.難燃加工防災クッション
防災頭巾になる難燃加工防災クッションもおススメな商品です。
am0deriさんが載せてくれた3枚目のお写真を見ると、2つの面をファスナーで繋げ、防災頭巾になることが分かります。
端だけ連結すると平になり、ベンチクッションになる一石二鳥の防災頭巾なんです!
ただし厚さは2枚重ねても2~3cmと結構薄めなので、フワフワのクッションというわけにはいかないようです。
防火重視で考えれば重宝する商品ですね。
買える場所:楽天市場
価格:580円(税込)
おすすめ4.COLORFUL CANDY STYLE
出典:instagram(@colorfulcandystyle)
南青山にあるCOLORFUL CANDY STYLEからも防災頭巾が販売されています。
子供らしいcolorfulcandystyleさんが載せている防災頭巾は落ち着いたチェック柄ですが、他にも子供らしいポップな柄もたくさん取り扱っています。
「南青山までいけないなー」という遠方の人でも、通販で購入可能ですよ!
おすすめ5.幼児・園児用防災頭巾
日本防災協会認定の幼児・園児用の防災頭巾と言えば、donadeji113さんがご紹介するこちらの商品もおススメです。
認定品のため信頼度も高いですし、3種類のカラーで目立つのが良いですね。
カネカロンという素材で出来ていて、高い難燃性としなやかさを持ち合わせています。
幼児・園児が被る防災頭巾は被り心地も重要。
フィットしないと嫌がってぬいでしまうからです。
おすすめ6.乳幼児用防災頭巾
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0〜2歳の赤ちゃんや小さな子どもにも防災頭巾は必要ですよね。
しかし、小さい子はかぶることを嫌がることもあるのでサッとかぶれるものがベスト!
首元のゴムもゆるめで、ストレスを与えないつくりになっています。
また、簡単に取り出せる袋付きなのが良いですね!
防災頭巾として使えるアイテム4選
「防災頭巾として使えるものってある?」
「防災頭巾はなんか古臭い・・・」
と防災頭巾の代わりにもなるものをお探しの方はこちらも併せてチェックしてみてください。
防災頭巾にも使える、ちょっと変わったアイテムをご紹介していきます。
話題性たっぷり、だけどちゃんと役にも立つ商品がたくさんあるんですよ!
(1) でるキャップ
kaorinuuuさんがご紹介するのは「でるキャップ」という商品。
一見「段ボール…?」のように見えたのですが、もちろん防災用に作られた商品なのでそんなわけはありません!
なんと防災頭巾の約5倍もの高い衝撃緩衝力があるのだそう。
衝撃だけに対応しているわけではなく、炎や火の粉からも頭を守ってくれる難燃性!
使う時も頭で押せばキャップ部分が出るので簡単です。
普段は折りたたんでいる状態なので、場所もとらず良いですね。
(2) タタメットズキン
masako.kazamaさんは防災頭巾をやめて、タタメットズキンを使用するよう呼びかけています。
確かに中綿で出来ている防災頭巾では校舎や高いビルの窓が割れ、上から降ってくるガラスの破片に対応はできません。
防災頭巾は衝撃吸収・防火とメリットもある半面、すべてに対応できるわけではないですよね。
ヘルメットのように固いタタメットズキンのようなアイテムと2つ揃えて置ければなお安心だと思います!
(3) ガチャピンなりきり防災頭巾
ガチャピンなりきり防災頭巾というおもしろい商品も発見!
可愛いだけ?と思われがちなこの商品ですが、実は防災頭巾としての性能も確かなんです。
日本防災協会が定める衝撃吸収テストにも合格し、防水加工もしてあるため濡れても問題なし。
さらに目や歯・背びれは反射材を使用しているので暗いところでも目立つという工夫がされています。
帽子を被るのが苦手…というお子様もこれなら進んでかぶってくれそうですね。
買える場所:楽天市場
価格:3,240円(税込)
(4) ヘッドキャップ
こちらは番外編ですが、こんなのも頭を守るのに役立つよーとmiki_912959さんが教えてくれたのでご紹介します。
ラグビーで使うヘッドキャップですね。
まさかこのアイテムを防災頭巾代わりに!と目から鱗な発見です。
ヘッドキャップに限らず、バイクに乗っている方は手が届くところにヘルメットを置いておけば役立ちそうですね!
防災頭巾を作る時の注意点
ここまで既製品の防災頭巾をご紹介してきました。
「防災頭巾って買うと意外と高い…」
「どうせならオリジナルの人と被らない防災頭巾にしたい」
と手作りを決意する方も多いのではないでしょうか。
ハンドメイドをする際に、気を付けたい3つのポイントをお話していきます。
見た目だけにこだわらず、防災頭巾としてきちんと役割を果たせるものを作っていきましょう。
注意点1.素材を考える
注意点2.頭にフィットするサイズ
注意点3.安全面に気を付ける
注意点1.素材を考える
防災頭巾を手作りするにあたって、とにかく注意して欲しいのが素材です。
ミシンでガガガっと縫って中に綿を詰めれば、パッと見防災頭巾ですが、身を守るものに仕上がっているでしょうか?
最初にお話した通り、防災頭巾にはウレタン・難燃加工されたポリエステル・難燃わた・難燃フェルトを詰めるのがGOOD!
外側も燃えにくいコットン混紡の生地がベストです。
注意点2.頭にフィットするサイズ
サイズ感にも注意して手作りしたいものです。
特に子供の防災頭巾はフィットしているかとても肝心。
成長と共にすぐに作り直すのはめんどくさいな…と思う気持ちは分かるのですが、ブカブカだと逃げるときに視界をふさぐ危険も!
頭のサイズはもちろん、頭長から肩までの長さを図ってから生地や中わたの準備を始めましょう。
注意点3.安全面に気を付ける
安全面に気を付けることも忘れてはいけません。
日本防災協会が認定する防災頭巾と同じ作りにすることが望ましいので、参考にしてみましょう。
あごヒモはゴムであることや音が聞こえやすいように耳穴を開けることも大切です。
耳穴はハトメ金具というものを付けて作ります。
金づちで打ち付けるので、手芸に慣れていないとちょっと手こずるかもしれませんね。
とは言え防災頭巾を手作りしてくれたら、お子さんは喜ばれると思います。
機能性・安全性に十分気を付けて、ハンドメイドにも挑戦してみてはいかがでしょうか!
まとめ
さておススメの防災頭巾からちょっと変わったアイテム・さらには手作りする際に注意することまでお話してきました。
何か気になる商品はあったでしょうか。
防災頭巾なんて古臭いと侮るなかれ!
災害がおこったとき頭を守る大切なものですから、いざという時に備え準備をしておきたいですね。